JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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11.3.2 メッセージの確認

トラブルが発生した場合,まず,イベントログ,標準出力または資産管理サーバが作成するログファイルにエラーメッセージが出力されているかどうかを確認してください。

エラーメッセージが出力されているときは,エラーメッセージのメッセージ種別からエラーが発生しているプログラム,トラブルの要因が特定できます。エラーメッセージの詳細については,「11.3.3 メッセージの見方」を参照してください。

資産管理システムの重度のトラブルに関するエラーメッセージは,イベントログファイルに出力されます。イベントログファイルを確認してください。

また,資産管理サーバが出力するエラーメッセージは,ファイルとして出力されます。エラーメッセージが出力されるファイルの格納先を次に示します。

Asset Information Managerのインストール先フォルダ\log

logフォルダは,Asset Information Managerをインストールしたときに,デフォルトで作成されます。logフォルダの下に資産管理サーバが出力するメッセージログファイルを次の表に示します。

表11-1 logフォルダに作成されるファイル

ファイル名 説明
ASTCIMn.LOG
  • データベースアクセス用のAPIのメッセージログを出力します。
ASTMESn.LOG
  • 資産管理サーバの起動・停止などの情報メッセージ,プログラムのトラブル,通信トラブル,データベースのトラブルなどの警告メッセージおよびエラーメッセージを出力します。
  • メッセージログは,資産管理システムの運用状況の確認に利用できます。
(凡例)
nは,1〜9のファイル名の通番を示します。
現在のファイルにログを出力していき,出力できるログの上限を超えた場合に,番号を一つ繰り上げたログファイルが作成されます。ただし,番号が9まで設定された場合は,1に戻ります。最新のログファイルは,ファイル属性(日付・時間)で見分けてください。

なお,Asset Information Managerのインストール先フォルダ\log\exp.defは変更しないでください。