JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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10.3.3 管理ノードに職権を設定する

ここでは,「承認者」や「受付窓口」など,作業を実行する権限を持ったユーザだけが作業を実行できるように,管理ノードに対して職権を設定する方法について説明します。

職権は,あらかじめ定義しておいた中から選択します。職権を定義する方法については,「10.2 案件を処理する権限を定義する(職権管理)」を参照してください。

注意事項
職権「案件監査者」(Incident_Auditor)は,案件の管理ノードに割り当てられません。

Flow Designerで,管理ノードに職権を設定する手順を次に示します。

  1. 職権を設定する管理ノードの「職権」アイコン([図データ])を選択して,[編集]ボタンをクリックする。
    [対象職権の定義]ダイアログが表示されます。
  2. 「職権保有者」のラジオボタンを選択状態にして,対象とする職権のチェックボックスをチェックする。
  3. [決定]ボタンをクリックする。
    [対象職権の定義]ダイアログが閉じて,指定した職権が管理ノードに設定されます。

[対象職権の定義]ダイアログを次の図に示します。

図10-7 [対象職権の定義]ダイアログ

[図データ]

最初に案件を投入したユーザに戻して案件を完了させる場合
「機器導入依頼票」のように,最初に案件を投入したユーザが結果を確認して案件を完了するルートの場合,案件の最後の管理ノードに対して「案件投入者」を設定します。
この項目を選択すると,その前の作業者が処理を終了する際に,[送信先の選択]ダイアログは表示されないで,自動的に案件が投入者に送信されます。
なお,「案件投入者」のラジオボタンを選択状態にすると,「職権」のチェックボックスの指定は無効となります。
職権の設定を解除する場合
[対象職権の定義]ダイアログで,「職権保有者」のラジオボタンを選択状態にして,「職権」のチェックボックスのチェックをすべて外します。