JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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7.1.3 jamCsvImport.batの実行

業務メニュー「インポート」と同等のインポートをコマンドラインから実行するjamCsvImport.batの機能,形式,オプション,戻り値,コマンド実行時の注意事項および実行例について説明します。

なお,jamCsvImport.batは次のフォルダに格納されています。

Asset Information Managerのインストール先フォルダ¥exe

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) オプション
(4) 戻り値
(5) コマンド実行時の注意事項
(6) 実行例

(1) 機能

CSVファイルのデータを資産管理データベースに登録,更新および削除します。CSVファイルの情報は,条件に従って一括して資産管理データベースに登録されます。条件の作成方法については,マニュアル「運用ガイド」の「4.10.2 インポートの条件を作成する」を参照してください。

また,資産種別を指定すると,デフォルトの設定で一括して資産管理データベースに登録されます。デフォルトの設定でインポートされる項目については,「14.4 業務メニューからのインポートおよびエクスポートの対象となる項目」を参照してください。

(2) 形式

jamCsvImport.bat "CSVファイルのパス"  " { -c 条件名 [-o 処理方式] | -a 資産種別 -o 処理方式 } "

(3) オプション

CSVファイルのパス
インポートするCSVファイルをフルパスで指定します。このオプションは,必ず指定してください。
-c 条件名
インポート画面で保存した,インポートの条件名を指定します。
-o 処理方式
インポートの処理方式を次の表に示すコードで指定します。このオプションは,条件名を指定した場合は省略できます。資産種別を指定した場合は,必ず指定してください。
処理方式 内容
001 追加
002 更新
003 追加更新
004 削除
-a 資産種別
インポートする資産情報の種類を,次の表に示すコードで指定します。このオプションを指定した場合,デフォルトの設定でインポートされます。

表7-1 資産種別のコード

コード 内容
001 機器に関する情報
002 インストールソフトウェア情報
003 インストールソフトウェアリスト
004 ソフトウェア情報
005 ソフトウェアリスト
006 組織管理情報
007 ユーザ管理情報
008 設置場所情報
009 保守契約情報
010 レンタル契約情報
011 リース契約情報
012 ボリューム契約
013 IPグループ情報
014 機器カタログ
015 カスタマイズ(ユーザレポート)
016 カスタマイズ(書式)
017 カスタマイズ(インベントリ定義)
018 カスタマイズ(インポート/エクスポート定義)
019 問題点管理
020 ライセンス割り当て
021 パッチ情報
022 ウィルス定義情報
023 カスタマイズ(案件定義)
024 カスタマイズ(契約履歴)
025 関連資産情報
026 分掌情報
027 分掌割り当て

(4) 戻り値

次の戻り値を返します。

戻り値 内容
0 正常終了。
1 該当するデータがありませんでした。
2以上 処理中にエラーが発生しました。

(5) コマンド実行時の注意事項

Administrators権限を持つユーザでjamCsvImport.batを実行してください。

(6) 実行例

jamCsvImport.bat "c:\temp\Hardware.csv" -a 001 -o 001
 

コマンドを実行する際にファイルパスを省略すると,Asset Information Managerのインストール先フォルダ\scriptworkがカレントディレクトリになります。