JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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5.4.3 資産管理データベースの作成手順(ORACLEの場合)

ORACLEを使用して,資産管理データベースを作成する手順を次に示します。

  1. データベースの基本設定のダイアログで,「サーバ」,「SID」および「ポート番号」を指定する。
    各項目は,次の図に示すデータベースの基本設定のダイアログで指定します。

    図5-9 データベースの基本設定のダイアログ(ORACLEの場合)

    [図データ]

    ダイアログの各項目について説明します。
    • 「サーバ」
      接続するデータベースのサーバ名またはIPアドレスを指定します。指定できる値は,1〜63バイトの半角英数字,全角文字,「%」,「~」,「-」,「_」,「.」,「/」および「\」です。
    • 「SID」
      作成するデータベースの名前を指定します。Oracle8iの場合SIDを,Oracle9iの場合サービス名を指定してください。指定できる値は,1〜8バイトの英数字です。
    • 「ポート番号」
      接続するデータベースサーバのポート番号を指定します。1〜65535の整数を指定してください。デフォルトでは,「1521」が指定されています。
    • 「ネット・サービス名」
      [サーバセットアップ]ダイアログの「サービス名」に指定した値が表示されます。この項目は変更できません。
    • 「接続ユーザID」
      [サーバセットアップ]ダイアログの「ログインID」に指定した値が表示されます。この項目は変更できません。
  2. [次へ]ボタンをクリックする。
    データベースに接続するための[認証確認]ダイアログが表示されます。
  3. [認証確認]ダイアログの「管理者ID」および「管理者パスワード」に,資産管理データベースの管理者IDおよび管理者パスワードを入力する。
  4. [OK]ボタンをクリックする。
    認証に成功すると,次の図に示すデータベースの詳細設定のダイアログが表示されます。

    図5-10 データベースの詳細設定のダイアログ(ORACLEの場合)

    [図データ]

    認証に失敗した場合は,メッセージが表示されるので,メッセージの内容に従って対処してください。
  5. ユーザ表領域および一時表領域を指定する。
    ダイアログで指定する各項目について説明します。
    • 「領域名」
      データベース領域名を指定します。1〜30バイトの文字を指定してください。ただし,「"」は指定できません。ORACLEのSQLリファレンスに記載されているスキーマ・オブジェクトのネーミング規則に従って指定してください。デフォルトでは,ユーザ表領域は「ASSET_DATA」が,一時表領域は「ASSET_TEMP」が指定されています。
    • 「ファイルパス」
      「ファイルパス」に,データベースを格納するファイルパスを指定します。[...]ボタンをクリックすると,ファイルを参照するダイアログからファイルパスを指定できます。1〜255バイトの文字を指定してください。ただし,「"」,「|」,「*」,「<」,「>」,「?」,「&」,「^」および「/」は指定できません。デフォルトでは,ユーザ表領域はAsset Information Managerのインストール先フォルダ\db\asset_db.dbfが指定されています。また,一時表領域はAsset Information Managerのインストール先フォルダ\db\asset_temp.dbfが指定されています。
    • 「初期サイズ[MB]」
      データベース領域の初期サイズを指定します。1以上の整数を指定してください。デフォルトでは,ユーザ表領域および一時表領域の初期サイズは,[容量概算]ダイアログでの概算値が指定されています。初期サイズは,[容量概算]ダイアログから指定することもできます。
    • 「ファイルの自動拡張」
      データベース領域の最大サイズおよび増加量をデフォルトの値から変更したい場合に,チェックボックスをチェックします。デフォルトでは,チェックされています。
    • 「ファイルの最大サイズ」
      データベース領域の最大サイズを指定します。デフォルトでは,「ファイルを無制限に拡張」が指定されています。ファイルサイズの上限値を指定したい場合は,「ファイル拡張の上限[MB]」を選択して,入力領域に上限値をメガバイト単位で指定してください。ただし,入力領域には,初期サイズより大きい整数を指定してください。最大サイズは,[容量概算]ダイアログから指定することもできます。
    • 「増加量」
      データベース領域の増加量を指定します。1以上の整数を指定してください。デフォルトでは,1メガバイトごとに増加するよう指定されています。
    • [容量概算]ボタン
      データベース容量の概算値を計算できます。データベース容量の概算値の計算方法については,「5.4.4 データベース容量の概算」を参照してください。
  6. [作成]ボタンをクリックする。
    資産管理データベースが作成されます。作成が完了すると,セットアップが完了したことを示すメッセージが表示されて,[データベースマネージャ]ダイアログが閉じます。作成に失敗した場合は,メッセージが表示されるので,メッセージの内容に従って対処してください。