JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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5.3.6 ディレクトリサーバ連携の設定

「ディレクトリサーバ連携」では,ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合に必要なサーバ名やポート番号などを設定します。また,アクセス定義ファイルを作成してディレクトリサーバと連携する場合にディレクトリサーバが使用している文字コードの種別を設定します。

「ディレクトリサーバ連携」で設定する項目を次に示します。

<この項の構成>
(1) ディレクトリサーバの使用
(2) コードセット
(3) サーバ名
(4) ポート番号
(5) アクセスユーザ
(6) 応答監視時間
(7) ユーザ情報DN
(8) ユーザID属性名
(9) ユーザ名属性名

(1) ディレクトリサーバの使用

「ディレクトリサーバの使用」では,ディレクトリサーバを使用して,ログイン認証するかどうかを選択します。

ディレクトリサーバを使用してログイン認証をする場合は,「認証に使用する」を選択してください。

(2) コードセット

「コードセット」では,使用する文字コードの種別を選択します。アクセス定義ファイルを作成してディレクトリサーバと連携する場合は,必ず設定してください。

(3) サーバ名

「サーバ名」では,ディレクトリサーバのホスト名またはIPアドレスを設定します。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は,必ず設定してください。

(4) ポート番号

「ポート番号」では,ディレクトリサーバのポート番号を設定します。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は,必ず設定してください。

(5) アクセスユーザ

「アクセスユーザ」では,ディレクトリサーバの情報エントリにアクセスするユーザのDNを設定します。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は,必ず設定してください。

なお,事前にActive DirectoryのLDIFDEコマンドでユーザ情報の一覧を出力し,アクセスユーザとして利用したいユーザのDNを調査する必要があります。調査方法については,「3.5.1 ログイン認証」を参照してください。

また,[パスワード設定]ダイアログでパスワードを設定します。

(6) 応答監視時間

「応答監視時間」では,ディレクトリサーバが,検索要求に応答するまでの監視時間を秒単位で設定します。監視時間を超えて,ディレクトリサーバからの応答が得られない場合,通信障害として処理を打ち切ります。ディレクトリサーバサービスの利用プロセスが多く,ログイン認証で通信障害が多発する場合には,応答監視時間を長く設定してください。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は,必ず設定してください。

(7) ユーザ情報DN

「ユーザ情報DN」では,ユーザ情報検索時のベースとなるDNを設定します。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は,必ず設定してください。

なお,事前にActive DirectoryのLDIFDEコマンドでユーザ情報の一覧を出力し,Asset Information Managerのログイン認証時にユーザを検索する組織のDNを調査する必要があります。調査方法については,「3.5.1 ログイン認証」を参照してください。

(8) ユーザID属性名

「ユーザID属性名」では,Asett Information Managerへのログイン時のユーザIDとして使用する,ユーザ情報の属性名を設定します。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は,必ず設定してください。

なお,事前にActive DirectoryのLDIFDEコマンドでユーザ情報の一覧を出力し,Asset Information Managerのログイン認証時のユーザIDとして使用する属性名を調査する必要があります。調査方法については,「3.5.1 ログイン認証」を参照してください。

(9) ユーザ名属性名

「ユーザ名属性名」では,Asett Information Managerのユーザ名として使用するユーザ情報の属性名を設定します。

なお,事前にActive DirectoryのLDIFDEコマンドでユーザ情報の一覧を出力し,Asset Information Managerのユーザ名として使用する属性名を調査する必要があります。調査方法については,「3.5.1 ログイン認証」を参照してください。