JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.1.3 操作ログを管理する

Asset Information Managerでは,管理対象の機器での操作を操作ログとして管理できます。ここでは,操作ログの種別と管理方法の違いについて説明します。操作ログを取得することで,不正なプログラムの使用を監視したり,インターネットの参照状況を監視したりできます。操作ログを集計して,部署ごとの状況を把握することもできます。また,万が一情報漏えいが発生した場合に,ファイルの組織外への持ち出し,名称変更などの操作を追跡して調査することもできます。

なお,持ち出しとは,ファイルをリムーバブルやネットワークにコピーまたは移動することです。また,リムーバブルメディアなどを組織外に持ち出す行為のことです。印刷による情報の持ち出しも含みます。

ファイル操作の操作ログは,JP1/NETM/DMまたはJP1/秘文と連携している際に取得できます。

<この項の構成>
(1) 操作ログの種別
(2) 管理方法の違い

(1) 操作ログの種別

操作ログには幾つかの種別があります。連携製品ごとの操作ログの取得の可否を次の表に示します。

表2-1 連携製品ごとの操作ログの取得の可否

操作ログの種別 JP1/NETM/DM JP1/秘文
プログラム起動
ウィンドウタイトル変更
ファイル操作
PC起動
秘文ログイン
Webアクセス
外部メディア操作
(凡例)
○:取得できる
−:取得できない

(2) 管理方法の違い

操作ログの管理方法は,連携する製品,および製品のバージョンによって,使用する業務メニューおよび操作ログの取得方法が異なります。そのため,資産管理システムを設計する際に確認してください。