JP1/IT Service Level Management
フェールオーバー発生時に監視対象サービスの監視中または検出中だった場合について,フェールオーバー発生後の状態を説明します。
監視対象サービスの監視中にフェールオーバーが発生した場合,監視は続行されます。
フェールオーバー発生前後での監視対象サービスの監視の状態を次の表に示します。
表6-4 フェールオーバー発生前後での監視対象サービスの監視の状態
項番 | 発生前の監視状態 | 発生後の監視状態 | |
---|---|---|---|
JP1/ITSLM - Managerがフェールオーバーした場合 | JP1/ITSLM - URがフェールオーバーした場合 | ||
1 | 開始 | 開始 | 開始 |
2 | 停止 | 停止 | 停止 |
3 | 開始中 | 停止※1 | |
4 | 停止中 | 開始 | 開始※2 |
また,JP1/ITSLM - Managerがフェールオーバーした場合の,フェールオーバー発生後の環境に引き継がれる情報は次のとおりです。
監視対象サービスの検出中にフェールオーバーが発生した場合,フェールオーバーがJP1/ITSLM - ManagerまたはJP1/ITSLM - URのどちらで発生したか,また,検出中のJP1/ITSLM - URがシステム内に幾つあるかによって,状態が異なります。
フェールオーバー発生前後での監視対象サービスの検出の状態の遷移を次の表に示します。
表6-5 フェールオーバー発生前後での監視対象サービスの検出の状態
項番 | 発生前の検出状態 | 発生後の検出状態 | |
---|---|---|---|
JP1/ITSLM - Managerがフェールオーバーした場合 | JP1/ITSLM - URがフェールオーバーした場合 | ||
1 | 検出中 | 停止中 | 検出中または停止中※ |
2 | 停止中 | 停止中 |
なお,JP1/ITSLM - ManagerとJP1/ITSLM - URで同時にフェールオーバーが発生した場合,フェールオーバー後の監視対象サービスの検出状態は,「停止中」になります。
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