JP1/IT Service Level Management
フェールオーバーは,次のどちらかの契機で発生します。
JP1/ITSLMが検知する,フェールオーバーの契機となる障害を次の表に示します。これらの障害を検知した場合,JP1/ITSLMによって自動的にWindowsサービスが停止され,クラスタソフトに障害の発生が通知されます。
表6-3 JP1/ITSLMがフェールオーバーの契機として検知する障害
項番 | 状態 | 契機となる障害 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | すべての状態 | プロセス異常停止 | JP1/ITSLMのプロセスが異常停止した場合です。 |
2 | メモリ不足 | JP1/ITSLMでメモリ不足が発生した場合です。 この場合,該当するプロセスが異常停止するため,項番1と同じ状態になります。 |
|
3 | サービス監視中 | 通信エラー | サービス監視中に通信エラーが発生し,かつリトライに失敗した場合です。 この場合,接続元のプロセスが異常停止するため,項番1と同じ状態になります。 |
4 | データベースアクセスエラー※ | サービス監視中にデータベースアクセスエラーが発生し,かつリトライに失敗した場合です。 この場合,接続元のプロセスが異常停止するため,項番1と同じ状態になります。 |
なお,クラスタソフトが検知する障害は,クラスタソフトの仕様に従います。詳細は,クラスタソフトのドキュメントなどで確認してください。
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