JP1/IT Service Level Management

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5.4.2 編集できる定義

JP1/ITSLMでは,定義の編集は任意です。

ここでは,JP1/ITSLMで編集できる定義の一覧について説明します。

<この項の構成>
(1) JP1/ITSLMで編集できる定義の一覧
(2) 補足事項

(1) JP1/ITSLMで編集できる定義の一覧

必要に応じて編集できる定義について次の表で説明します。

表5-4 JP1/ITSLMで編集できる定義の一覧

項番 プロパティ 対象 指定要否 説明 指定範囲 デフォルト値
1 announceRetryCount U JP1/ITSLM - URからJP1/ITSLM - Managerへの起動通知または終了通知で,通信エラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。 1~20の整数
(単位:回)
3
2 announceRetryInterval U JP1/ITSLM - URからJP1/ITSLM - Managerへの起動通知または終了通知で,通信エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。 1~1000の整数
(単位:秒)
10
3 announceRetryMessage U JP1/ITSLM - URからJP1/ITSLM - Managerへの起動通知または終了通知で,通信エラーが発生した場合のリトライに関するメッセージ(KNAS03016-W)をメッセージログに出力するかどうかを指定します。 true(出力する),またはfalse(出力しない) false
4 communicationRetryCount M,U JP1/ITSLM - URとJP1/ITSLM - Managerの間で通信エラーが発生した場合のリトライ回数を指定します。 1~20の整数
(単位:回)
3
5 communicationRetryInterval M,U JP1/ITSLM - URとJP1/ITSLM - Managerの間で通信エラーが発生した場合のリトライ間隔を指定します。 1~1000の整数
(単位:秒)
10
6 communicationRetryMessage M,U JP1/ITSLM - URとJP1/ITSLM - Managerの間で通信エラーが発生した場合のリトライに関するメッセージ(KNAS03016-W)をメッセージログに出力するかどうかを指定します。 true(出力する),またはfalse(出力しない) false
7 jbsHostName M JP1/Baseの論理ホスト名を指定します。 長さ1~196バイトの文字列
(使用できる文字は,半角英数字,「-」(ハイフン))
なし
8 JP1Event M JP1/ITSLMでJP1イベントの発行を有効にするかどうかを指定します。
JP1/IMとの連携時に必ず指定します。
JP1/IMとの連携については,「5.3.1 JP1/IMと連携する」を参照してください。
true(発行する),またはfalse(発行しない) false
9 loggerCommandMessageFileCount M コマンド用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 2~16の整数 3
10 loggerCommandMessageMaxFileSize M コマンド用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 4096~16777216の整数
(単位:バイト)
1048576(1MB)
11 loggerIntegrationLogLevel M,U 統合トレースログのログ出力レベルを指定します。
小さい値を指定すると出力情報が減り,大きい値を指定すると出力情報が増えます。
0,10,20,または30 10
12 loggerMessageLogLevel M,U メッセージログファイルのログ出力レベルを指定します。
小さい値を指定すると出力情報が減り,大きい値を指定すると出力情報が増えます。
0,10,20,または30 10
13 loggerPerfCollectorMessageFileCount M 性能分析Manager用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 2~16の整数 3
14 loggerPerfCollectorMessageMaxFileSize M 性能分析Manager用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 4096~2147483647の整数
(単位:バイト)
1048576(1MB)
15 loggerProcessCtrlMessageFileCount M,U プロセス制御用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 2~10の整数 3
16 loggerProcessCtrlMessageMaxFileSize M,U プロセス制御用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 4096~16777216の整数
(単位:バイト)
1048576(1MB)
17 loggerRmiServerMessageFileCount M,U RMIサーバ用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 2~16の整数 3
18 loggerRmiServerMessageMaxFileSize M,U RMIサーバ用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 4096~2147483647の整数
(単位:バイト)
1048576(1MB)
19 loggerUserResponseMessageFileCount M,U UR制御用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 2~16の整数 3
20 loggerUserResponseMessageMaxFileSize M,U UR制御用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 4096~2147483647の整数
(単位:バイト)
1048576(1MB)
21 loggerViewMessageFileCount M サーブレット用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 2~16の整数 3
22 loggerViewMessageMaxFileSize M サーブレット用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 4096~2147483647の整数
(単位:バイト)
1048576(1MB)
23 loggerWebSystemAnalysisMessageFileCount U Webシステム分析プロセスおよびサービス検出プロセス用メッセージログファイルの最大面数を指定します。 2~16の整数 3
24 loggerWebSystemAnalysisMessageMaxFileSize U Webシステム分析プロセスおよびサービス検出プロセス用メッセージログファイルの最大サイズを指定します。 4096~2147483647の整数
(単位:バイト)
1048576(1MB)
25 managerHost M,U JP1/ITSLM - Managerのホスト名を指定します。 ASCIIコードの0x20~0x7e(制御文字以外)であり,かつ1バイト以上256バイト以下(指定できるバイト数はWindowsに依存)。
ただし,Windowsがホスト名に使用を禁止している文字は指定できません。
また,次に示すアドレスも指定できません。
  • 0.0.0.0
  • 127.0.0.1
  • 255.255.255.255
なし
26 managerStartMode M JP1/ITSLM - ManagerのWindowsサービスを再開するときの開始モードを指定します。 normal(監視を停止した状態でWindowsサービスを開始する),またはrestart(Windowsサービスの停止前に開始していた監視を再開した状態で,Windowsサービスを開始する) normal
27 outlierRate M 予兆検知で,監視範囲の性能データの何パーセントが外れ値となった場合にイベント通知をするかを指定します。 1~100の整数
(単位:%)
10
28 rdbPort M 組み込みデータベースのListenポート番号を指定します。 5001~65535 20903
29 rmiManagerPort M,U JP1/ITSLM - ManagerのRMI通信ポート番号を指定します。 5001~65535 20904
30 rmiUrPort U JP1/ITSLM - URのRMI通信ポート番号を指定します。 5001~65535 20910
31 sloThresholdRate M しきい値監視で,監視範囲の性能データの何パーセントがしきい値を超過した場合にイベント通知をするかを指定します。 1~100の整数
(単位:%)
10
32 urHost U JP1/ITSLM - URのホスト名を指定します。 ASCIIコードの0x20~0x7e(制御文字以外)であり,かつ1バイト以上256バイト以下(指定できるバイト数はWindowsに依存)。
ただし,Windowsがホスト名に使用を禁止している文字は指定できません。
また,次に示すアドレスも指定できません。
  • 0.0.0.0
  • 34127.0.0.1
  • 255.255.255.255
なし
33 urNetworkInterfaceNumber U キャプチャモジュールが割り当てるネットワークインタフェース番号を指定します。
JP1/ITSLM - URをインストールしたホストのネットワークインタフェースの構成を変更した場合は,jslmuriplsコマンドを使用して,必ず指定値を見直してください。
jslmuriplsコマンドについては,「9. コマンド」の「jslmuripls(ネットワークインタフェース番号とIPアドレスの表示)」を参照してください。
1~60の整数。
ただし,jslmuriplsコマンドの実行結果にないネットワークインタフェース番号を指定した場合はエラーになります。
なし
(凡例)
M:JP1/ITSLM - Manager
U:JP1/ITSLM - UR
○:指定は必須です。
△:指定は任意です。
注※
大文字,小文字は区別されません。

(2) 補足事項