JP1/IT Service Level Management
- OSのAdministratorsグループに属するユーザーアカウントであることを確認してください。
- セットアップの前に,セットアップの対象となるJP1/ITSLM - Managerをインストールしてください。
インストールについては,「5.1.1 インストールする」を参照してください。
- JP1/ITSLM - Managerをインストールしたホストに,JP1/Baseがインストールされていることを確認してください。
JP1/Baseのインストール方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- デフォルトでは,JP1/ITSLM - Managerのセットアップは,監視対象サービスが50個程度あることを想定した設定になっています。そのため,JP1/ITSLMを導入するのが,監視対象サービスの数が10個程度のシステムである場合は,システムリソースを有効に使用するため,JP1/ITSLM - Managerのセットアップ前に次の手順を実行してください。
- 次のファイルを退避するため,ファイル名称を任意の名称に変更する。
JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\template\mgr\system\hdb\pdistup_info\ini\pdi_s.ini
- 次のファイルを退避するため,同じフォルダ内に任意の名称でコピーする。
JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\template\mgr\system\hdb\pdistup_info\ini\pdi_small_s.ini
- 手順2.でコピーしたファイルの名称を「pdi_s.ini」に変更する。
- JP1/ITSLM - Managerをセットアップしたホストでファイアウォールを設定している場合,セットアップ時に使用したオプションファイルの定義項目「psb_Listen」および「manager_port」に指定したポート番号を開放してください。なお,オプションファイルの設定を変更する場合には,ファイアウォールの設定も変更する必要があります。
- JP1/ITSLM - Managerをセットアップしたホストの時刻を調整する場合は,すべてのJP1/ITSLM - ManagerおよびJP1/ITSLM - URを終了した上で実施してください。
JP1/ITSLM - Managerの時刻調整をする場合,時刻が進む方向で調整してください。時刻を調整した結果,JP1/ITSLM - Managerの時刻戻りが発生した場合は,時刻戻りが発生した分だけ時間が経過してからJP1/ITSLM - ManagerおよびJP1/ITSLM - URを起動してください。
- jslmmgrsetupコマンドの実行時に使用するオプションファイルの定義項目「psb_Listen」では,必ず1~65535の範囲で値を設定してください。この範囲外の値を設定してセットアップした場合は,セットアップエラーの発生後に,次に示す手順で再度セットアップしてください。
- 次に示すファイル(httpsd.conf)で定義されているListenプロパティの値を,1~65535の任意の値に修正する。
JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\system\psb\httpsd\conf\httpsd.conf
- jslmmgrsetupコマンドのオプションファイルの定義項目「psb_Listen」に,1~65535の任意の値を設定し,再度セットアップする。
- バージョンアップ時のセットアップで失敗すると,データベースのデータが破損するおそれがあります。このため,バージョンアップ時のセットアップで失敗した場合は,失敗の原因に対処し,次の手順でインストールからやり直した上でセットアップを実行してください。
- インストール済みのJP1/ITSLMをアンインストールする。
- バージョンアップ前のバージョンのJP1/ITSLMをインストールする。
- バージョンアップ前に取得したバックアップデータをリストアする。
- 新しいバージョンのJP1/ITSLMを再度インストールする。
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