JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド
監視対象業務を定義する操作について説明します。
監視対象業務の定義には,大きく分けて二つの作業があります。
- 作業1
- 業務スコープを定義する
- 作業2
- AJS3ユニット監視オブジェクトを定義する
福岡支社の各業務をグループ化するため業務スコープに「福岡支社受注処理」を,AJS3ユニット監視オブジェクトにジョブネット「受注処理(日次)」,「受注処理(週次)」,および「受注処理(月次)」を定義します。
なお,大阪支社および仙台支社についても,福岡支社と同様の手順で監視対象業務を定義します。
- <この項の構成>
- (1) 業務スコープを定義する
- (2) AJS3ユニット監視オブジェクトを定義する
(1) 業務スコープを定義する
業務スコープ「福岡支社受注処理」を定義する手順を次に示します。
- アイコンリストから業務スコープのアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。
[詳細定義-[業務スコープ]]ダイアログボックスが表示されます。
- オブジェクトの名称などを定義する。
[詳細定義-[業務スコープ]]ダイアログボックスの定義内容を次に示します。
図12-5 [詳細定義-[業務スコープ]]ダイアログボックス
- [名称]
- 業務スコープの名称を入力します。ここでは「福岡支社受注処理」と入力します。[メインスコープ]ウィンドウ上での監視対象の名称となります。
- [OK]ボタンをクリックする。
[詳細定義-[業務スコープ]]ダイアログボックスが閉じます。
業務スコープ「福岡支社受注処理」がマップエリアに定義されました。
(2) AJS3ユニット監視オブジェクトを定義する
AJS3ユニット監視オブジェクトに,「受注処理(日次)」「受注処理(週次)」「受注処理(月次)」を定義する手順を次に示します。
- ツリーエリアで,これから定義するAJS3ユニット監視オブジェクトの上位の階層になる業務スコープ「福岡支社受注処理」をクリックする。
業務スコープ「福岡支社受注処理」が選択状態になります。
- アイコンリストからAJS3ユニット監視オブジェクト
をドラッグし,マップエリアにドロップする。
[詳細定義-[AJS3ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックスが表示されます。
ユニット監視オブジェクトの操作方法について,次の図に示します。
図12-6 AJS3ユニット監視オブジェクトの操作
- AJS3ユニット監視オブジェクトに必要な情報を定義する。
[詳細定義-[AJS3ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックスの定義内容を次に示します。
図12-7 [詳細定義-[AJS3ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックス
- [名称]
- AJS3ユニット監視オブジェクトの名称を入力します。ここでは「受注処理日次監視」と入力します。
- [ホスト名]
- 監視するマネージャーホスト(JP1/AJS3 Managerホスト)のホスト名を入力します。ここでは「host2」と入力します。
- [AJS3ユニット名]
- 監視するホストのルートジョブネット名をユニット完全名で入力します。ここでは,「AJSROOT1:/福岡支社受注処理」と入力します。
- [OK]ボタンをクリックする。
- 受注処理(週次)および受注処理(月次)についても,手順1~4を同様に繰り返す。
- 補足事項
- AJS3ユニット監視オブジェクトは自動的に作成できます。自動的に作成する手順を次に示します。
- [JP1/AJS3 - View]ウィンドウで監視したいルートジョブネットを選択し,[オプション]-[監視オブジェクトとして記憶]を選択する。
- [メインスコープ]ウィンドウで[編集]-[監視オブジェクトの自動作成]を選択する。
Copyright (C) 2009, 2014, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2009, 2014, Hitachi Solutions, Ltd.