JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1
システムの言語環境を設定する方法を次に示します。
なお,システムで使用できる言語種別の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.4.3 システムで使用する言語種別について検討する」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) 文字コード種別の変更
文字コードの変更手順を次に示します。
なお,すでにJP1/AJS3で運用しているユニット名にかな文字や2バイトコード文字を使用している場合は,ユニットを再定義する必要があります。
- JP1の各サービス,接続しているJP1/AJS3 - Viewおよび実行中のコマンドを停止する。
- JP1/Baseで使用する文字コード種別を変更する。
JP1/Baseで使用する文字コード種別の変更方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- JP1/AJS3サービスが発行するイベントやジョブ実行環境などの出力文字コード種別を変更するために,次のファイルをviなどのエディターで開く。
- 物理ホストの場合
/etc/opt/jp1ajs2/conf/jp1ajs_env.conf
- 論理ホストの場合
共有ディレクトリ/jp1ajs2/conf/jp1ajs_env.conf
- 手順3で開いたファイルの「LANG=」と定義された行に,変更後の環境変数LANGを指定し,ファイルを保存する。
- ジョブの実行環境およびユニット定義環境の文字コード種別を変更するために,環境設定パラメーターを変更する。
次のコマンドを実行します。
{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
jajs_config -k "[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名]" "AJSCHARCODE"=文字コード
環境設定パラメーターAJSCHARCODEの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.2 スケジューラーサービス環境設定」を参照してください。
- スケジューラーサービスがsyslogへ出力するメッセージを変更するために,環境設定パラメーターを変更する。
次のコマンドを実行します。
{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
jajs_config -k "[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名]" "SYSLOGCODE"=環境変数LANGの値
なお,「C」以外の値を指定した場合,スケジューラーサービスを起動した環境の環境変数LANGに従います。スケジューラーサービスを起動する環境の環境変数LANGを変更してください。
LANG="ja_JP.SJIS"
export LANG
- 注意
- syslogに環境変数LANGで指定した文字コードが出力できない場合があります。その場合には「C」を必ず指定してください。
- JP1/AJS3 Consoleを使用する場合には,ユーザー定義データに格納される情報の文字コードを変更するために,環境設定パラメーターを変更する。
次のコマンドを実行します。
環境設定パラメーターCHARCODEの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.8 JP1/AJS3 Console環境設定」を参照してください。
jajs_config -k "[JP1_DEFAULT\JP1AJS2CONSOLEMANAGER\]" "CHARCODE"="EUC"
- JP1/AJS3 Console を使用する場合には,JP1/AJS3 Console ManagerまたはJP1/AJS3 Console Agentがsyslogへ出力するメッセージを変更するために,環境設定パラメーターを変更する。
次のコマンドを実行します。
「C」以外の値を指定した場合,JP1/AJS3 Console ManagerまたはJP1/AJS3 Console Agentサービスを起動した環境の環境変数LANGに従います。JP1/AJS3 Console ManagerまたはJP1/AJS3 Console Agentサービス起動する環境の環境変数LANGを変更してください。
- JP1/AJS3 Console Managerの場合
jajs_config -k "[JP1_DEFAULT\JP1AJS2CONSOLEMANAGER]" "SYSLOGCODE"="C"
- JP1/AJS3 Console Agentの場合
jajs_config -k "[JP1_DEFAULT\JP1AJS2CONSOLEAGENT]" "SYSLOGCODE"="C"
LANG="ja_JP.SJIS"
export LANG
- 注意
- syslogに環境変数LANGで指定した文字コードが出力できない場合があります。その場合には「C」を必ず指定してください。
- JP1/AJS3 Console を使用する場合には,JP1/AJS3 Console ManagerまたはJP1/AJS3 Console Agentサービスが出力するメッセージを変更します。
JP1/AJS3 Console ManagerまたはJP1/AJS3 Console Agentサービスを起動する環境の環境変数LANGを変更してください。
LANG="ja_JP.SJIS"
export LANG
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