JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1
エージェント自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性値を,あらかじめ共通定義情報でカスタマイズできます。
定義キーによって,有効になる対象およびジョブ種別が異なります。
表6-9 指定が有効になる対象および有効になるジョブ種別
項番 定義キー 有効になる対象 有効になるジョブ種別 1 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\SCHEDULER\QUEUE\MANAGER\Agent]※ すべての実行エージェント
- PCジョブ
- UNIXジョブ
- アクションジョブ
2 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\QUEUE\MANAGER\Agent]※ 定義キーで指定したスケジューラーサービスの実行エージェント
- PCジョブ
- UNIXジョブ
- アクションジョブ
3 [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Agent]※ すべてのエージェントおよびデフォルトキュー
- サブミットジョブ
- 注※
- {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
エージェント自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性値を,あらかじめ共通定義情報でカスタマイズするには,jajs_configコマンドを実行します。
エージェント自動定義機能で作成される実行エージェントまたはエージェントの属性値を,あらかじめ共通定義情報でカスタマイズする手順を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) 定義手順
- (2) 環境設定パラメーター一覧
- (3) 注意事項
(1) 定義手順
- Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。
- JP1/AJS3サービス
- 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。
jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名1"=定義内容1 ["環境設定パラメーター名2"=定義内容2] ["環境設定パラメーター名3"=定義内容3] ["環境設定パラメーター名4"=定義内容4]- JP1/AJS3を再起動する。
設定した内容が反映されます。
(2) 環境設定パラメーター一覧
表6-10 エージェント自動定義時の属性値カスタマイズ環境設定パラメーター
定義キー 環境設定パラメーター 対象マネージャー 定義内容
- スケジューラーサービス(共通)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\SCHEDULER\QUEUE\MANAGER\Agent]※
- スケジューラーサービス(個別)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名\QUEUE\MANAGER\Agent]※
- サブミットジョブおよび互換用ISAM構成の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1NBQMANAGER\Agent]※
"AutoCreateExecJobs"= C,S エージェント自動定義時のジョブの実行多重度 "AutoCreateMaxJobs"= C エージェント自動定義時のジョブ数の最大値 "AutoCreateWarnJobs"= C エージェント自動定義時のジョブ数の警告値 "AutoCreatePriority"= C エージェント自動定義時のエージェント優先順位
- (凡例)
- C:サブミットジョブおよび互換用ISAM構成の場合のジョブ実行制御マネージャー
- S:スケジューラーサービス用ジョブ実行制御マネージャー
- 注※
- {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,次の個所を参照してください。
- マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.3(30) AutoCreateExecJobs」
- マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.3(31) AutoCreateMaxJobs」
- マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.3(32) AutoCreateWarnJobs」
- マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.3(33) AutoCreatePriority」
(3) 注意事項
エージェント自動定義機能と実行エージェント制限の両方を使用する場合,ジョブ実行時に自動定義される実行エージェントは,ジョブを実行する前に実行エージェントプロファイルに設定しておく必要があります。実行エージェントプロファイルに設定していないとき,ジョブは「起動失敗」状態になります。また,実行エージェントの追加はされません。
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