JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1
ユニット属性プロファイルでは,上位ユニット属性継承機能および実行ユーザー固定機能の設定をします。上位ユニット属性継承機能の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 6.4(4) ユニットの新規作成,コピー,またはリリース登録時のアクセス権限」を,実行ユーザー固定機能の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 6.4(5) ジョブの実行ユーザー」を参照してください。
ユニット属性プロファイルの設定手順について説明します。
- サンプルファイルを環境設定ファイル格納フォルダにコピーする。
サンプルファイルと環境設定ファイル格納フォルダは,次のとおりです。
- サンプルファイル
- JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\conf\ajsprof_AJSROOT1_unit.conf.model
- 環境設定ファイル格納フォルダ
- 物理ホストの場合:
- JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\conf
- 論理ホストの場合:
- 共有フォルダ\jp1ajs2\conf
- コピーしたファイルを既定の名称に変更する。
次の名称に変更します。
ajsprof_スケジューラーサービス名_unit.conf- メモ帳などのテキストエディターで編集する。
ユニット属性プロファイルに,必要な項目を設定します。
ユニット属性プロファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 3.2.2 ユニット属性プロファイル」を参照してください。
- 注意事項
- サンプルファイルは,次のように設定されています。
- ・適用するユニット完全名:/example
- ・上位ユニット属性継承機能:所有者およびJP1資源グループを上位ユニットから継承する
- ・実行ユーザー固定機能:実行ユーザー固定機能を設定したユニットの所有者で固定する
- サンプルファイルをこのまま適用した場合,/exampleというユニットが存在すると,その配下のユニットが次のように動作してしまいます。
- ・/example配下にユニットを定義したときに,その配下のユニットが/exampleに設定されている所有者およびJP1資源グループを継承する。
- ・/exampleユニット配下のジョブを実行したときに,その配下のジョブが/exampleに設定されている所有者で実行される。
- ユニット属性プロファイルの内容は,運用に合わせて変更してから適用してください。
- ユニット属性プロファイルの設定を反映する。
次に示す操作によって,ユニット属性プロファイルの設定を有効にします。
ajsprofalterコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajsprofalter」を参照してください。
- JP1/AJS3サービスが起動していない場合
JP1/AJS3サービスを起動します。該当するホストに構築されているすべてのスケジューラーサービスのユニット属性プロファイルの設定が有効になります。
- JP1/AJS3サービスが起動している(スケジューラーサービスは停止している)場合
次のどちらかの操作をします。
・スケジューラーサービスを起動します。起動するスケジューラーサービスのユニット属性プロファイルの設定が有効になります。
・次のコマンドを実行します。
ajsprofalter -F スケジューラーサービス名 -t unit -m set
-Fオプションに指定するスケジューラーサービスのユニット属性プロファイルの設定が有効になります。
- JP1/AJS3サービスが起動している(スケジューラーサービスは起動している)場合
次のコマンドを実行します。
ajsprofalter -F スケジューラーサービス名 -t unit -m set
-Fオプションに指定するスケジューラーサービスのユニット属性プロファイルの設定が有効になります。
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