JP1/Integrated Management - Message Optimizer
レコード記述時の注意事項を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) イベントソース名指定行に重複がある場合
- (2) メッセージ定義行で重複がある場合
- (3) カラム省略時にインポートした場合
(1) イベントソース名指定行に重複がある場合
jmoimportコマンド実行時に変換定義ファイルのイベントソース名指定行でイベントソース名に重複があった場合,重複があったイベントソース名指定行はすべて有効です。ファイルの記載の上から順に処理されます。
(2) メッセージ定義行で重複がある場合
jmoimportコマンド実行時に,変換定義ファイルのメッセージ定義行でメッセージ識別子に重複があった場合の動作を次の表に示します。
表14-9 メッセージ定義行で重複がある場合の動作
変換定義ファイル中の定義の重複※ jmoimportコマンドのオプション 既存の定義と変換定義ファイル間での定義の重複 無 有 無
- -i
- 指定なし
変換定義ファイルに記述した定義をインポートします。 変換定義ファイルに記述した定義をインポートしません。 -u 変換定義ファイルに記述した定義をインポートします。
- 基本メッセージの場合
- 変換定義ファイルに記述した定義をインポートしません。
- 変換メッセージの場合
- 変換定義ファイルに記述した定義をインポートします。
- 既存の定義は上書きされます。
有
- -i
- 指定なし
重複する定義のうち,変換定義ファイルに最初に記述した定義をインポートします。 変換定義ファイルに記述した定義をインポートしません。 -u
- 基本メッセージの場合
- 重複する定義のうち,変換定義ファイルに最初に記述した定義をインポートします。
- 変換メッセージの場合
- 重複する定義のうち,変換定義ファイルに最後に記述した定義をインポートします。
- 基本メッセージの場合
- 変換定義ファイルに記述した定義をインポートしません。
- 変換メッセージの場合
- 重複する定義のうち,変換定義ファイルに最後に記述した定義をインポートします。
- 既存の定義は上書きされます。
- 注※
- 追加メッセージ識別子指定が有効な場合は,メッセージ識別子と追加メッセージ識別子が同じ場合だけ重複していると見なします。それ以外の場合は,メッセージ識別子が重複している場合を重複していると見なします。
(3) カラム省略時にインポートした場合
カラム省略時にインポートした場合の動作について説明します。
カラムの省略とは次の場合です。
- カラム自体がない場合
- カラムは存在するが,何も記述されていない場合
カラム省略時にインポートした場合の動作を次の表に示します。
表14-10 カラム省略時にインポートした場合の動作
定義行の種別 カラム 動作 イベントソース 第6カラム以降 無視します。 基本メッセージ 第6カラム,第7カラム 無視します。 第8カラム 追加メッセージ識別子の設定が有効で,追加メッセージ識別子の定義がある場合は,空文字列が指定されたものとして動作します。それ以外の場合は無視します。 第9カラム以降 無視します。 変換メッセージ 第6カラム 第5カラムの値によって次に示す動作をします。
- 第5カラムが空文字列または省略されている場合,「N」(メッセージテキストを変換しない)が指定されたものとして動作します。
- 第5カラムに空文字列以外の文字列が記述されている場合,「Y」(メッセージテキストを変換する)が指定されたものとして動作します。
第7カラム 値「N」(JP1イベント出力を抑止しない)が指定されたものとして動作します。 第8カラム 追加メッセージ識別子の設定が有効で,追加メッセージ識別子の定義がある場合は,空文字列が指定されたものとして動作します。それ以外の場合は無視します。 第9カラム以降 無視します。
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