JP1/Integrated Management - Message Optimizer
機能
JP1/IM - ManagerのIM構成管理情報や,JP1/IM - MOのシステム構成定義ファイルをインポートします。
形式
jmocfimport [-f] [-u] -i IM構成管理情報の格納先フォルダ名またはシステム構成定義ファイル名
実行権限
Administrators権限
前提条件
- JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービスが開始状態であること
- このコマンドを実行するホスト上のJP1/IM - MOにJP1/IM - MO Assistantが接続していないこと
- ほかのインポート・エクスポートコマンドが実行中でないこと
格納先フォルダ
JP1/IM - MOインストール先フォルダ\bin
引数
-f
システム構成定義ファイルの書式をチェックしたあとに,インポートを確認するメッセージへの応答を省略してインポートする場合に指定します。
このオプションを省略した場合,同一パス・同一のファイルがすでにあるとき,上書きするかどうかの確認メッセージが出力されます。「Y」または「y」を指定すると,システム構成定義ファイルがインポートされます。「N」または「n」を指定すると,インポートされないでコマンドが正常終了します。それ以外のときは再度確認メッセージが出力されます。
-i IM構成管理情報の格納先フォルダ名またはシステム構成定義ファイル名
JP1/IM - ManagerのjcfexportコマンドでIM構成管理情報をエクスポートしたときに指定したフォルダ名,またはシステム構成定義ファイル名を259バイト以内のフルパスで指定します。
指定されたパスがフォルダの場合はIM構成管理情報が指定されたものとしてコマンドが実行されます。
指定されたパスがファイルの場合はシステム構成定義ファイルが指定されたものとしてコマンドが実行されます。
-u
システム構成定義ファイル(jmocfexportコマンドの出力結果)を更新モードでインポートする場合に指定します。更新モードでは,インポート対象と同じ定義がすでに存在した場合,システム構成定義ファイルの内容で更新します。
このオプションを省略してシステム構成定義ファイルをインポートした場合には追加モードでコマンドは実行されます。追加モードでは,インポートしようとしている定義と同じ定義がすでにデータベースに存在したとき,その定義はインポートされません。
IM構成管理情報をインポートする場合は,このオプションが指定されていても無視し,常に追加モードでインポートされます。IM構成管理情報をインポートする場合,インポートしようとしている定義と同じ定義がすでにデータベースに存在したときは,定義の名称に番号が付加された定義が追加されます。
戻り値
0 正常終了 4 データがすでにシステム構成定義ファイルに登録されているため,インポートしなかった定義が存在する 5
- IM構成管理情報をインポートしたときに,同じ名称の定義が存在したため,名称に番号を追加してインポートした
- システム構成定義ファイルに記述された変換フォーマット名が,定義されている名称と一致しなかったため,フォーマットを変換しないで定義をインポートした
7 システム構成定義ファイルにインポートするデータ内容が記述されていない 8
- システム構成定義ファイルに記述したデータに誤りがあるため,インポートしなかったデータがある
- システム構成定義ファイルに記述された変換フォーマットが定義されていない(変換フォーマット名に誤りがある)
- システム構成定義ファイルに記述された発行元が定義されていない(発行元名に誤りがある)
- インポート対象と同じ名前の適用先システムがすでに存在している
- 更新モードでコマンドを実行した場合に,適用先システムがリリース許可まはたリリース解除許可状態のため更新できない
16 Administrators権限を持たないユーザーによって実行された 17 引数の指定に誤りがある 18
- コマンドを多重実行した
- ほかのインポート・エクスポートコマンドが実行中である
19 JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービスが起動されていない状態でこのコマンドが実行された 20 JP1/IM - MO Assistantが接続中である 32
- システム構成定義ファイルの書式が不正
- IM構成管理情報のファイル書式が不正
33 入力ファイルエラー
- 指定したパスの長さが260バイト以上である
- 指定したパスがローカルディスク配下のパスではない
- ファイルのオープンに失敗した
- -iオプションで指定したフォルダにIM構成管理情報が存在していない
34 コマンドの実行中に発行元または適用先システムの定義が最大件数に達した 64
- 内部処理でエラーが発生した
- コマンド実行中に,JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービスとの通信が切断された
- JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービスの応答待ちがタイムアウトした
255 その他のエラーが発生した
注意事項
- ファイルの文字コードはMS932で記述されているものとしてインポートします。
- ほかのインポート・エクスポートコマンドとは同時に実行できません。
- 多重起動できません。
- JP1/IM - MO Assistantが接続中の場合は実行できません。
- IM構成管理情報をjcfexportコマンドで出力した直後にインポートする場合は,jcfexportコマンドが終了していることを確認してからjmocfimportコマンドを実行してください。
jmocfimportコマンドの-iオプションとJP1/IM - Managerのjcfexportコマンドの-oオプションに同じフォルダを指定してjmocfimportコマンドとjcfexportコマンドを同時に実行すると,JP1/IM - MOのシステム構成定義が一部しか作成されないことがあります。
- システム構成定義ファイルをCSV形式で出力しExcelで編集する場合の注意事項については,「14.1.1 定義ファイル共通の注意事項」を参照してください。
使用例1
IM構成管理情報(C:\work\exportdata)をインポートします。
jmocfimport -i C:\work\exportdata
使用例2
運用開始後にjmocfexportコマンドで出力したシステム構成定義ファイル(C:\work\immoexportdata.csv)を使用して発行元と適用先システムを定義します。
jmocfimport -i C:\work\immoexportdata.csv
使用例3
運用開始後にjmocfexportコマンドで出力したシステム構成定義ファイル(C:\work\immoexportdata.csv)を使用して発行元と適用先システムの定義を更新します。
jmocfimport -u -i C:\work\immoexportdata.csv
使用例4
IM構成管理情報(C:\work\exportdata)を,インポートの継続を確認するメッセージへの応答を省略してインポートします。
jmocfimport -f -i C:\work\exportdata
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