JP1/Integrated Management - Message Optimizer
JP1/IM - Viewでユーザーフィルターを設定します。ユーザーフィルターとは,JP1/IM - Viewでユーザーが監視できるJP1イベントを制限する機能です。JP1/IM - MOがメッセージ変換処理をすると,システムの監視をしているJP1/IM - Viewには,変換前のメッセージと変換後のメッセージが表示されます。JP1/IM - MO構築直後など構築内容を精査するには有効ですが,JP1/IM - MOを運用中は,混乱の元になります。そのため,JP1/IM - MOが変換処理したメッセージだけを表示するユーザーフィルターの設定をしてください。ユーザーフィルターを設定する手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」を参照してください。
ユーザーフィルターで設定する内容を次の表に示します。
表4-2 ユーザーフィルター(通過条件群)で設定する内容
項目名 内容 フィルター名 任意の名称 対象ユーザー名 制限の対象となるJP1ユーザー名 イベントID 00006400
リストボックスで「と一致する」を選択
- 注意
- JP1/IM - MOに障害が発生するとJP1/IM - ViewにJP1イベントが何も表示されなくなります。これを防ぐために,JP1/IM - MOのサービスを監視するためのイベントを通過条件群に追加するか,サーバの多重化など変換処理が停止しないような運用を検討してください。
なお,JP1/IM - MOで定義していないイベントを抑止している場合,ユーザーフィルターを表4-2のように設定していると,イベントソースをリリースしていないJP1イベントは,JP1/IM - Viewには表示されません。
この場合,イベントソースをリリースしていないJP1イベントをオリジナルのJP1イベントのままJP1/IM - Viewに表示することもできます。表4-2の設定を削除してから,次のようにユーザーフィルターで設定してください。
表4-3 オリジナルのJP1イベントをJP1/IM - Viewに表示するためにユーザーフィルター(除外条件群)で設定する内容
項目名 内容 フィルター名 任意の名称 対象ユーザー名 制限の対象となるJP1ユーザー名 プロダクト名 次の項目を入力してリストボックスで「と一致する」を選択する。
- JP1イベント種別がイベントログトラップまたは直接発行の場合
基本フォーマット定義のプロダクト名※
- JP1イベント種別がSNMPトラップの場合
/HITACHI/JP1/IM/SNMP_TRAP
- JP1イベント種別がログファイルトラップ(プログラム名)の場合
・Windowsの場合
/HITACHI/JP1/NT_LOGTRAP/基本フォーマット定義のプログラム名
・UNIXの場合
/HITACHI/JP1/UX_LOGTRAP/基本フォーマット定義のプログラム名
- JP1イベント種別がログファイルトラップ(オブジェクト名)の場合次の項目を入力してリストボックスで「と一致しない」を選択する。
/HITACHI/JP1/IM/MO
オブジェクト名 次の項目を入力してリストボックスで「と一致する」を選択する。
- JP1イベント種別がログファイルトラップ(オブジェクト名)の場合
基本フォーマット定義のオブジェクト名
- 注※
- 「/HITACHI/JP1/IM/MO」を設定する場合は,JP1/IM - MOが変換処理したメッセージを除外しないようイベントIDに「6400」,「と一致しない」という条件を追加してください。
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