JP1/Integrated Management - Message Optimizer
JP1/IM - MOで管理する定義情報をファイルに出力・読み込みできます。これを,定義情報のインポート・エクスポート機能といいます。
JP1/IM - MOの管理対象ホストが大量にある大規模システムでは,定義を1件ずつGUIで操作すると,同じような定義を何度も繰り返すことによって入力ミスが増加し,定義の効率が低下することがあります。
このような場合に,JP1/IM - MOの定義情報が記述されたファイルをインポート・エクスポートすると,GUIを使用しないで一括定義できるようになり,定義を効率化できます。
インポート・エクスポートできるファイルおよび各ファイルで編集できる定義情報を次の表に示します。なお,ファイルに記述されていても編集できない定義があります。
表2-2 定義ファイルをインポート・エクスポートして定義できる項目と使用するコマンド
対象となるファイル名 インポート・エクスポートできる項目 編集可否 使用するコマンド 変換定義ファイル イベントソース ×
- jmoimport
- jmoexport
- jmochktransfile
基本フォーマット × 基本メッセージ ○ 変換メッセージ群 ○ 変換フォーマット × 変換メッセージ ○ IM構成管理情報・システム構成定義ファイル 発行元 ○
- jmocfimport
- jmocfexport
適用先システム ○ 適用先システム構成 ○ 変換フォーマット × 重大度一律変換定義 ○ 適用先システムと変換メッセージ群の結び付け ×
- (凡例)
- ○:編集できる ×:編集できない
定義情報のインポート・エクスポートは次のような場合に効果的です。
- 発行元や適用先の一括定義
JP1/IM - Managerの定義情報をエクスポートし,JP1/IM - MOにインポートすると,発行元や適用先システムの定義を一括定義できます。定義方法の詳細については,「2.5.2 定義ファイルを利用して発行元と適用先を一括で定義する」および「9.11 定義ファイルを利用して一括で定義する」を参照してください。
- すでに運用実績のあるJP1/IM - MOの定義を別のシステムに移行する
すでに運用実績のあるJP1/IM - MOの定義を別のシステムで流用して使用して,定義を効率化できます。
また,編集した定義ファイルをチェックする機能も備えています。
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