JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド
統合監視DBおよびIM構成管理DBを使用する場合,JP1/IM - Managerが動作するマネージャーに必要なIMデータベースの容量を見積もってください。システム構築時に選択するIMデータベースの容量について,次の表に示します。
表12-1 データベースのサイズの種類
サイズの種類 容量 システム規模の例 合計 内訳 小規模(S) 11ギガバイト 統合監視DB 9ギガバイト なお,イベント情報の総件数は,次の条件を想定しています。
- イベント情報の総件数:
- 約100万件※2
- イベントの平均サイズ:1キロバイト※3
- 1日当たりのイベント発生件数:33,000件
- イベント情報の保存期間:30日
IM構成管理DB 1ギガバイト
- 管理するホストの最大数:
- 1,024台
- 業務グループ・監視グループの合計数:
- 100
システムDB領域※1 1ギガバイト − 中規模(M) 36ギガバイト 統合監視DB 33ギガバイト なお,イベント情報の総件数は,次の条件を想定しています。
- イベント情報の総件数:
- 約400万件※2
- イベントのサイズ:1キロバイト※3
- 1日当たりのイベント発生件数:13万件
- イベント情報の保存期間:30日
IM構成管理DB 1ギガバイト
- 管理するホストの最大数:
- 1,024台
- 業務グループ・監視グループの合計数:
- 100
システムDB領域※1 2ギガバイト − 大規模(L) 114ギガバイト 統合監視DB 96ギガバイト なお,イベント情報の総件数は,次の条件を想定しています。
- イベント情報の総件数:
- 約1,200万件※2
- イベントの平均サイズ:1キロバイト※3
- 1日当たりのイベント発生件数:40万件
- イベント情報の保存期間:30日
IM構成管理DB 10ギガバイト
- 管理するホストの最大数:
- 10,000台
- 業務グループ・監視グループの合計数:
- 100
システムDB領域※1 8ギガバイト −
- (凡例)
- −:該当しない
- 注※1
- 管理するユーザーデータ量から容量を想定しています。
- 注※2
- イベントの消去のタイミングにより,イベント情報の総件数がこれらの値の件数を超えることもあります。
- 注※3
- イベントのサイズが1キロバイトより大きい場合は,イベント情報の総件数は減少します。
また,クラスタシステムで運用する場合には,共有ディスク上とローカルディスク上にそれぞれ次の表に示す容量が必要です。
表12-2 クラスタシステムで運用する場合のディスク容量
サイズの
種類容量の合計 共有ディスクに必要な容量 ローカルディスクに必要な容量 システムDB領域 統合監視DB領域 IM構成管理DB領域 システムDB領域 小規模(S) 11ギガバイト 0.95ギガバイト 9ギガバイト 1ギガバイト 0.05ギガバイト 中規模(M) 36ギガバイト 1.9ギガバイト 33ギガバイト 1ギガバイト 0.1ギガバイト 大規模(L) 114ギガバイト 7.4ギガバイト 96ギガバイト 10ギガバイト 0.6ギガバイト 運用途中でイベントの発生件数が大幅に増加することを想定して,余裕を持ったデータベースのサイズを設定することをお勧めします。
なお,統合監視DBの容量が上限に達した場合は古いものからJP1イベントが削除されます。一度に削除されるJP1イベントは,データベースのサイズにかかわらず,最大で20,000件です(格納されているJP1イベントのサイズによって,20,000件より少なくなる場合があります)。
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