JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド
JP1/IM - Managerのプロセス管理機能は,JP1/IM - Managerで提供する各機能の起動や停止を制御する基盤機能です。また,各機能の動作状態を確認する場合の指示もプロセス管理機能によって制御されています。
JP1/IM - Managerは次のような機能によって構成されています。これらの機能のプロセスを,プロセス管理機能が制御しています。
- イベントコンソールサービス(evtcon)
- イベント基盤サービス(evflow)
- アクション実行サービス(jcamain)
- 相関イベント発行サービス(evgen)※1※2
- セントラルスコープサービス(jcsmain)※2
- インシデント登録サービス(jcdmain)※2
- IM構成管理サービス(jcfmain)※2
注※1 デフォルトでは起動しません。統合監視DBを使用しない場合のサービスです。
注※2 デフォルトでは起動しません。なお,インシデント登録サービスは,JP1/IM - Incident Master連携用の機能です。
プロセス管理機能のコマンドには次のものがあります。
表7-1 プロセス管理機能のコマンド
機能 コマンド 説明 JP1/IM - Managerの起動※
(UNIX限定)jco_start JP1/IM - Managerの起動・停止を制御するコマンドです。 JP1/IM - Managerの停止※
(UNIX限定)jco_stop JP1/IM - Managerの動作確認 jco_spmd_status JP1/IM - Managerの動作状態を確認します。 JP1/IM - Managerの定義情報の再読み込み jco_spmd_reload JP1/IM - Managerの定義情報を変更したときに,変更内容を読み込んで有効にします。 注※ Windowsの場合,Windowsのサービスを使って起動・停止します。登録名はJP1/IM-Managerサービスです。これにより,JP1/IM - Managerの起動・停止ができます。
表中のコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「1. コマンド」を参照してください。
なお,JP1/IM - Managerのプロセス管理機能は,起動,終了に関する異常を検知,対処するために次の機能を提供しています。
- プロセスが異常終了した場合に自動で再起動する機能
- プロセスの起動・終了処理で異常を検知した場合にJP1イベントを発行する機能
これら機能の詳細については,次の「7.1.1 プロセス異常終了時の再起動」「7.1.2 プロセス異常検知時のJP1イベントの発行」を参照してください。
- <この節の構成>
- 7.1.1 プロセス異常終了時の再起動
- 7.1.2 プロセス異常検知時のJP1イベントの発行
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