JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド
IM構成管理では,IM構成管理で管理できるプロファイルの一覧(以降,プロファイルリストと呼びます)をエージェントおよびリモートの監視対象ホストから収集できます。
収集したプロファイルリストは,[プロファイル表示/編集]画面のツリー表示領域に,ツリー形式で表示されます。
プロファイルに対応するサービス(イベントログトラップサービス,イベントサービスなど)が起動していない場合,プロファイルリストを収集すると,IM構成管理の画面では,次のように表示されます。
- [プロファイル表示/編集]画面のツリー表示領域では,対象プロファイルはグレー表示されて,プロファイルリストから選択できません。
- [プロファイル表示/編集]画面のノード情報表示領域では,設定ファイルの[収集状態]は変更されません。
- [IM構成管理]画面の[ホスト一覧]ページまたは[IM構成]ページのノード情報表示領域では,[基本情報]ボタン選択時に,プロファイル収集状態が「収集済み」となります。
なお,ローカルアクションのサービスは,デフォルトでは,ホストに設定ファイル(jbslcact.conf)が存在しないため,休止状態になっています。そのため,[プロファイル表示/編集]画面でプロファイルリストを収集すると,KNAN20333-Iのメッセージが表示されます。また,[プロファイル表示/編集]画面のノード情報表示領域では,[収集状態]に「収集済み」と表示されます。
設定ファイル(jbslcact.conf)を作成して,ホストに反映すると,ローカルアクションのサービスを正常に起動できます。
設定ファイル(jbslcact.conf)を作成して,ホストに反映する手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「3.5.1(6)(b) エージェントごとに設定ファイルの編集内容を反映する」を参照してください。
次のどちらかの操作でプロファイルツリー再構築を実行すると,プロファイルリストが新規作成,またはプロファイルリストがアップデートされます。なお,サーバで保存しているプロファイルリストを削除し,ホストからプロファイルリストを再取得します。エージェント構成でプロファイルが未反映の場合,プロファイルをホストに反映してからプロファイルツリーを再構築してください。なお,リモート監視構成の場合,プロファイルツリーを再構築する必要はありません。
- [プロファイル表示/編集]画面のツリー表示領域で,JP1製品名(JP1/Base)をクリックして,[操作]メニューから[プロファイルツリー再構築]を選択する。
- [プロファイル表示/編集]画面のツリー表示領域で,JP1製品名(JP1/Base)を右クリックして,[プロファイルツリー再構築]を選択する。
また,次のどちらかの操作を実行した場合に,IM構成管理DBにプロファイルリストが存在していないときは,プロファイルリストが新規作成,またはシステムがアップデートされます。
- [プロファイル表示/編集]画面を表示する
- [IM構成管理]画面の[ホスト一覧]ページまたは[IM構成]ページで,[操作]メニューの[プロファイル一括収集]を選択する
ホストまたはホストのJP1/Baseを再起動した場合は,[プロファイル表示/編集]画面で,[操作]メニューから[プロファイルツリー再構築]を選択して,プロファイルリストをアップデートする必要があります。
IM構成管理によるプロファイルリストの収集の流れを次に示します。
図6-31 IM構成管理によるプロファイルリストの収集の流れ
ホストがシステムの階層構成から削除されたり,IM構成管理の管理対象ホストから削除されたりした場合,または次のどれかの操作を実行した場合は,プロファイルリストが削除されます。
- [IM構成管理]画面の[ホスト一覧]ページまたは[IM構成]ページで,ホスト情報を収集する
- [エージェント構成編集]画面または[リモート監視構成編集]画面で,作成または編集したシステムの階層構成を反映する
- IM構成管理が動作するマネージャーで,インポートを実行する
ホストのJP1/Baseのバージョンごとに収集できるプロファイルリストを次の表に示します。
表6-26 JP1/Baseのバージョンごとに収集できるプロファイルリスト
JP1/Baseのバージョン プロファイル種別 説明 バージョン7およびバージョン8 イベント転送情報 − ログファイルトラップ情報 − イベントログトラップ情報 OSがWindowsの場合だけ収集できる バージョン9 イベント転送情報 − ログファイルトラップ情報※1 複数エントリーできる※2 イベントログトラップ情報 − ローカルアクション情報 − 認証サーバ情報 有効設定情報の表示だけ JP1ユーザー権限レベル情報
- 有効設定情報の表示だけ
- 認証サーバが自ホストのときだけ
JP1ユーザー登録情報
- 有効設定情報の表示だけ
- 認証サーバが自ホストのときだけ
OSユーザーマッピング情報 有効設定情報の表示だけ
- (凡例)
- −:該当しない
- 注※1
- JP1/Baseのバージョンが09-10以降の場合,ログファイルトラップ動作定義ファイルおよびログファイルトラップ起動定義ファイルを収集できます。
- JP1/Baseのバージョンが09-10より前の場合,ログファイルトラップ動作定義ファイルだけを収集できます。
- 注※2
- 各ホストのJP1/Baseのログファイルトラップのプロファイル数は,100ファイルまでです。
ホストまたはホストのJP1/Baseを再起動した場合は,IM構成管理で収集したプロファイルリストをアップデートする必要があります。
プロファイルリストは,次の場合に更新する必要があります。
- ホストでイベント転送設定情報のindexファイルの内容を変更した場合
プロファイルリストを更新しないと,現在使用されていない古い設定ファイルの内容が表示されたり,設定ファイルを収集するときにエラーが表示されたりします。
- ホストでプロファイルに対応するサービス(イベントログトラップサービス,イベントサービスなど)を停止または起動した場合
プロファイルリストを更新しないと,次の問題が発生します。
- 有効設定情報を表示するとき,設定ファイルを収集するとき,または設定ファイルを反映するときにエラーが表示される
- [プロファイル表示/編集]画面のツリー表示領域に表示されるプロファイルリストで,目的のプロファイルがグレー表示されて選択できない
- ホストでログファイルトラップを停止または起動した場合
プロファイルリストを更新しないと,有効設定情報を表示するとき,設定ファイルを収集するとき,または設定ファイルを反映するときにエラーが表示されます。
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