JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド

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5.5.3 実行監視の設定

自動アクションの遅延監視機能,状態監視機能は,二つともインストール時に有効になっていないため,使用したい場合は設定が必要となります。

自動アクションの遅延監視,状態監視をするために必要な設定を次の表に示します。( )はデフォルト値を表しています。

表5-8 遅延監視,状態監視をするために必要な設定

機能 設定項目 設定方法
遅延監視
  • 遅延監視をする・しない(しない)
  • 遅延監視時間(600秒)
[アクション詳細設定]画面,または自動アクション定義ファイル

  • JP1イベントの発行(有効)
自動アクション通知定義ファイル

  • 通知コマンドの実行(無効)
状態監視
  • 状態監視をする・しない(しない)
[アクション設定]画面または,自動アクション定義ファイル

  • JP1イベントの発行(有効)
自動アクション通知定義ファイル

  • 通知コマンドの実行(無効)

遅延監視はアクション単位,状態監視はシステム単位(JP1/IM - Manager)で設定できます。また,JP1イベントの発行はデフォルトで有効になっています。監視をする・しないの設定で「監視をする」に設定すれば,異常検知時にJP1イベントが発行されるようになります。通知コマンドの実行はデフォルトで無効になっています。異常検知時に通知コマンドを実行したい場合には自動アクション通知定義ファイルを編集してください。

なお,JP1イベントの発行,通知コマンドの実行を両方とも無効に設定した場合は,「遅延監視をする」,または「状態監視をする」を設定しても,異常検知時にユーザーに異常が通知されなくなります。このため,遅延監視,状態監視をする場合には,JP1イベントの発行,または通知コマンドの実行のどちらかを必ず有効に設定する必要があります。

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