JP1/Performance Management - Agent Option for JP1/AJS3
カテゴリー
JP1/AJS3またはJP1/AJS2の操作状況
機能
Command & View Operation Detail(PI_CVOD)レコードには,コマンドとJP1/AJS3 - View,またはJP1/AJS2 - Viewで実行した操作のある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
- 注意
- このレコードを収集するためには,次に示すJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerのスケジューラーサービスの環境設定パラメーターを任意のテキストファイルに記述し,jbssetcnfコマンドを実行後,JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerを再起動する必要があります。次に示すように設定されていない場合は,パフォーマンスデータを正しく取得できません。
環境設定パラメーターの設定内容
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名]
"INFOLOG"="all"
"OPELOG"="all"
"REFLOG"="all"
"COMMANDEVENT"="yes"
{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
jbssetcnfコマンドについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
環境設定パラメーターの設定方法については,次の個所を参照してください。
- JP1/AJS3 - Managerの場合
- 「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1」,および「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2」の環境設定について説明している章。
- JP1/AJS2 - Managerの場合
- マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド」の,環境設定について説明している章。
- このレコードは,JP1イベントを使用して情報を収集します。したがって,このレコードを収集するためには,JP1/Base Eventサービスを起動しておく必要があります。JP1/Base Eventサービスが起動していない場合,情報が正しく収集されません。詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」の,起動と終了について説明している章を参照してください。
- JP1イベントの送受信に遅延が発生した場合,収集情報が遅れて表示されるおそれがあります。
デフォルト値および変更できる値
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 300 ○ Collection Offset 0 ○ Log No ○ LOGIF 空白 ○
ODBCキーフィールド
- OPERATION_NAME
- SCHEDULER_SERVICE_NAME
ライフタイム
なし
レコードサイズ
- 固定部:681バイト
- 可変部:319バイト
フィールド
PFM - View名
(PFM - Manager名)説明 要約 形式 デルタ データソース Ended
(ENDED)操作種別の操作終了数(「操作種別」に示す操作内容が収集間隔の間に終了した数)。※1 AVG ulong No − Interval
(interval)Command & View Operation Detail(PI_CVOD)レコードが格納されたインターバルの秒数。 COPY ulong No − Operation Name
(OPERATION_NAME)操作種別※2。 COPY string(256) No − Record Time
(record_time)レコードが作成された時刻(グリニッジ標準時)。 COPY time_t No − Record Type
(szRecordType)レコード種別。常に「CVOD」。 COPY char(8) No − Scheduler Service Name
(SCHEDULER_SERVICE_NAME)監視対象スケジューラーサービス名。 COPY string(31) No − Started
(STARTED)操作種別の操作開始数(「操作種別」に示す操作内容が収集間隔の間に開始した数)。※1 COPY ulong No −
- 注※1
- 複数のユニットを指定してJP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの操作,およびJP1/AJS3,またはJP1/AJS2のコマンドが実行された場合,一回の操作およびコマンドの実行で「操作種別」に対する開始および終了数が,複数カウントされます。
- 注※2
- 格納される操作種別名と操作内容の関係を次に示します。
操作種別名 操作内容 ALTER ajsalterコマンドでの操作実施。 BACKUP 次のどちらかの操作実施。
- ajsbackupコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの退避操作実施
CALENDAR 次のどちらかの操作実施。
- ajscalendarコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからのカレンダー変更操作実施
CHANGE 次のどれかの操作実施。
- ajschangeコマンド操作実施
- ajschgjobコマンド操作実施
- ajschgnetコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの定義変更操作実施
CHGSTAT 次のどちらかの操作実施。
- ajschgstatコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからのジョブ状態変更操作実施
COPY 次のどちらかの操作実施。
- ajscopyコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの貼り付け操作実施
DEFINE 次のどちらかの操作実施。
- ajsdefineコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの新規作成操作実施
DELETE 次のどちらかの操作実施。
- ajsdeleteコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの削除操作実施
ENTRY 次のどれかの操作実施。
- ajsentryコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの実行登録操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの,ルートジョブネットを指定した[デイリースケジュール]ウィンドウまたは[マンスリースケジュール]ウィンドウからの追加操作の実施
EXPORT 次のどちらかの操作実施。
- ajsexportコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからのパッケージ操作実施
IMPORT ajsimportコマンド操作実施。 INTRPT 次のどちらかの操作実施。
- ajsintrptコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの中断操作実施
KILL 次のどちらかの操作実施。
- ajskillコマンドでの操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの強制終了操作実施
LEAVE 次のどちらかの操作実施。
- ajsleaveコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - View,またはJP1/AJS2 - Viewからの登録解除操作実施
NAME ajsnameコマンド操作実施。 PLAN 次のどれかの操作実施。
- ajsplanコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの計画一時変更操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの保留属性変更操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの遅延監視変更操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの優先順位変更操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの,ネストジョブネットを指定した[デイリースケジュール]ウィンドウまたは[マンスリースケジュール]ウィンドウからの追加操作の実施
ajsprintコマンド操作実施。 RELEASEOPE 次のどちらかの操作実施。
- ajsrelease コマンドからのジョブネットリリース登録操作実施※3
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - View からのジョブネットリリース登録操作実施※3
RELEASEREF ajsrelease コマンドからのジョブネットリリース情報参照操作実施。※3 RERUN 次のどちらかの操作実施。
- ajsrerunコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの再実行操作実施
RESTORE 次のどちらかの操作実施。
- ajsrestoreコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの回復操作実施
RGEXP ajsrgexport コマンド操作実施。※4 RGIMP ajsrgimport コマンド操作実施。※4 SCHEDULE ajsscheduleコマンド操作実施。 SHOW ajsshowコマンド操作実施。 START ajsstartコマンド操作実施。※4 STOP ajsstopコマンド操作実施。 SUSPEND 次のどちらかの操作実施。
- ajssuspendコマンド操作実施
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからのサスペンド操作実施
- 注※3
- 監視対象プログラムJP1/AJS3 - Manager のバージョンが09-00 以降の場合,パフォーマンスデータを収集できます。
- 注※4
- 監視対象プログラムJP1/AJS2 - Manager のバージョンが08-10 以降,または監視対象プログラムJP1/AJS3 - Manager のバージョンが09-00 以降の場合,パフォーマンスデータを収集できます。
- 注意事項
- 次の場合に「操作種別の操作開始数」と「操作種別の操作終了数」がカウントされず,同数にならないことがあります。
・コマンドのオプションに指定した値に誤りがあってエラーになる場合
・存在しないユニットを指定した場合
・JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewからの操作で,定義更新前にエラーが発生した場合
・定義に変更がない場合
・実行中のコマンドプロセスをOSコマンドなどで強制的に終了した場合
・OSのコンソールから[Ctrl]キーと[C]キーを同時に押すなどで中断した場合
- 次に示すJP1/AJS3またはJP1/AJS2関連製品による操作は,JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewから操作をした場合と同様に,「操作種別の操作開始数」と「操作種別の操作終了数」にカウントされます。
・JP1/AJS3 - Definition Assistant
・JP1/AJS3 - Print Option
・JP1/AJS2 - Definition Assistant
・JP1/AJS2 - Print Option
・JP1/AJS2 - Scenario Operation View
・JP1/AJS2 - Web Operation Assistant
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