Cosminexus SOAPアプリケーション開発ガイド
Java2WSDLコマンドでWSDLを生成するときに,WSDLのスタイルを指定します。WSDLのスタイルは「RPC」または「DOCUMENT」を指定します。
また,WSDLのスタイルの指定に合わせてuse属性を指定します。use属性は,WSDLのmessage要素のpart要素がエンコード規則(例:SOAP encoding)を使用してエンコードされているかどうか,またはpart要素がmessage要素の具体的スキーマを定義しているかどうかを表します。use属性は,「LITERAL」または「ENCODED」を指定します。
WSDLのスタイルおよびuse属性は,Java2WSDLコマンドのオプションで指定します。オプションの指定値の組み合わせとサポート範囲を次の表に示します。
表3-5 Java2WSDLコマンドのオプション指定値の組み合わせとサポート範囲
スタイルの指定値 | use属性の指定値 | サポート |
---|---|---|
RPC | LITERAL | ○(デフォルト値) |
RPC | ENCODED | ○ |
DOCUMENT | LITERAL | ○ |
DOCUMENT | ENCODED | × |
指定できるオプションの指定値の組み合わせ,特徴,およびWS-I Basic Profileの推奨パターンを次の表に示します。
表3-6 Java2WSDLコマンドのオプション指定値の組み合わせ,特徴,WS-I Basic Profileの推奨パターン
指定値の組み合わせ | 特徴 | WS-I Basic Profileの推奨パターン |
---|---|---|
RPC/LITERAL (デフォルト値) |
SOAPメッセージ内に型情報が含まれません。指定値を省略した場合に設定されるデフォルト値です。 | ○ |
RPC/ENCODED | SOAPメッセージ内に型情報が含まれるため,メソッド引数が多くなると,メッセージのサイズが大きくなります。 | × |
DOCUMENT/LITERAL | SOAPメッセージ内に型情報が含まれません。 | ○ |
WSDLのスタイルおよびuse属性の指定方法については,「9.1 Java2WSDLコマンド(WSDLの生成)」を参照してください。
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