Cosminexus SOAPアプリケーション開発ガイド
UDDIはWebサービスに関する情報を公開したり,検索したりするためのAPI,およびその情報を格納するUDDIレジストリを規定しています。SOAPアプリケーションの情報もUDDIで公開したり,検索したりすることができます。
次に,UDDIのデータ構造,UDDIのAPI,およびUDDIレジストリについて説明します。
- UDDIのデータ構造
- UDDI Version 2.0では五つのデータ構造に関して規定されています。
- businessEntity
- サービスを公開,管理する主体を記述します。複数のbusinessServiceを含みます。
- businessService
- サービス仕様やサービス内容を記述します。複数のbindingTemplateを含みます。
- bindingTemplate
- サービスに接続するための情報(エンドポイント)やサービスの構成に関する技術情報を記述します。bindingTemplateはtModelの参照情報だけを含みます。
- tModel
- サービスの技術仕様や分類に関する情報を記述します。
- publisherAssertion
- 二つのbusinessEntityの関係を記述します。
- 五つのデータ構造の関係を,次の図に示します。
図1-5 UDDIのデータ構造の関係(例)
- UDDIのAPI
- UDDI Version 2.0では,照会APIと発行APIに関して規定されています。
- 照会API
- データ構造を検索(find)したり,詳細情報を取得(get)したりするためのAPIです。
- 発行API
- データ構造を登録更新(save)したり,削除(delete)したりするためのAPIです。
- UDDIレジストリ
- UDDIレジストリは,UDDIのデータ構造を格納管理するためのデータベースであり,UDDIのAPIを受け付けて処理する機能を持っています。UDDIレジストリは,パブリックとプライベートに分類されます。パブリックUDDIレジストリは,インターネット上に配置され,全世界で同じUDDIデータ構造を共有します。プライベートUDDIレジストリは,企業や組織といった限られた範囲で運用されるUDDIレジストリです。uCosminexus UDDI Registryを利用して,プライベートUDDIレジストリを構築できます。プライベートUDDIレジストリの構築,運用については,マニュアル「uCosminexus UDDI Registry システム運用ガイド」を参照してください。
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