Cosminexus 機能解説

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付録E.2 Managementイベント方式

<この項の構成>
(1) EJBタイマの自動生成の流れ
(2) EJBタイマを自動生成するための設定

(1) EJBタイマの自動生成の流れ

Managementイベント方式では,次のような流れでEJBタイマが自動生成されます。

図E-2 EJBタイマの自動生成の流れ(Managementイベント方式)

[図データ]

  1. J2EEサーバを再起動する。
  2. メッセージが出力される。
    J2EEサーバの起動が完了するとメッセージKDJE30028-Iが出力されます。このメッセージが出力されることで,Managementイベントが発生します。
  3. Managementアクションが実行される。
    Managementイベントを受けて,Managementアクションが実行されます。Managementアクションでは,バッチファイルが実行されます。
  4. バッチファイルが実行される。
    バッチファイルで,EJBクライアントアプリケーションが実行されます。
  5. EJBクライアントアプリケーションでビジネスメソッドが呼ばれる。
    EJBクライアントアプリケーションで,Enterprise Beanを生成してビジネスメソッドを呼び出します。
  6. EJBタイマが生成される。
    Enterprise Beanのビジネスメソッドで,Timer ServiceオブジェクトからEJBタイマが生成されます。

(2) EJBタイマを自動生成するための設定

Managementイベントを使用してEJBタイマを自動生成するには,次の設定をします。

  1. Enterprise BeanにEJBタイマを生成するビジネスメソッドを作成する。
  2. EJBクライアントアプリケーションを作成する。
    手順1.で作成したビジネスメソッドを呼び出すようにします。
  3. 手順2.で作成したEJBクライアントアプリケーションを実行する環境,およびバッチファイルを作成します。
  4. Managementイベントの自動実行を設定する。
    Managementイベントを有効にします。J2EEサーバ開始完了時に出力されるKDJE30028-IをManagementイベントに設定し,このManagementイベントに対するManagementアクションとして,手順3.で準備したバッチファイルを設定します。
    Managementイベントの詳細については,「17.8 Managementイベントによる処理の自動実行」を参照してください。