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付録E.1 サーブレット方式

EJBタイマの自動生成処理をサーブレットで実装する場合の,EJBタイマ自動生成の流れと設定について説明します。

<この項の構成>
(1) EJBタイマの自動生成の流れ
(2) EJBタイマを自動生成するための設定

(1) EJBタイマの自動生成の流れ

サーブレット方式では,次のような流れでEJBタイマが自動生成されます。

図E-1 EJBタイマの自動生成の流れ(サーブレット方式)

[図データ]

  1. J2EEサーバを再起動する。
  2. J2EEアプリケーションが自動で開始する。
    J2EEサーバ停止時に開始状態だったJ2EEアプリケーションが自動で開始されます(アプリケーションの自動起動を有効にしておく必要があります)。
  3. initメッドが実行される。
    J2EEアプリケーションが開始するとサーブレットがロードされ,initメッドが実行されます。initメソッドでは,Enterprise Beanを生成してビジネスメソッドを呼び出します。
  4. EJBタイマが生成される。
    Enterprise Beanのビジネスメソッドで,Timer ServiceオブジェクトからEJBタイマが生成されます。

(2) EJBタイマを自動生成するための設定

サーブレットでEJBタイマを自動生成するには,次の設定をします。

  1. Enterprise BeanにEJBタイマを生成するビジネスメソッドを作成する。
  2. サーブレットを作成する。
    initメソッドで,手順1.で作成したビジネスメソッドを呼び出すようにします。
  3. J2EEアプリケーションの開始時に,手順2.で作成したサーブレットをロードさせる。
    DD(web.xml)で,手順2.で用意したサーブレットの<load-on-startup>タグの値を0以上に設定します。
  4. J2EEサーバ起動時に,アプリケーションの自動起動を有効にする。