Cosminexus 機能解説

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20.3.2 データベース監査証跡に出力する情報

ここでは,データベース監査証跡に出力できるCosminexusシステムの情報について説明します。

<この項の構成>
(1) 出力する情報
(2) 出力個所

(1) 出力する情報

データベース監査証跡連携機能を使用して,データベース監査証跡に出力できるCosminexusシステムの情報は,ルートアプリケーション情報です。ルートアプリケーション情報以外にデータベース監査証跡に出力されている情報は,データベースが出力した情報です。

データベース監査証跡に出力されるルートアプリケーション情報は,データベースにアクセスしたリクエストのルートアプリケーション情報です。

また,リクエストの延長でJ2EEサーバがデータベースにアクセスする次のような場合には,リクエストのルートアプリケーション情報が出力されます。

ただし,リクエストと異なるルートアプリケーション情報が出力される場合,およびルートアプリケーション情報が出力されない場合もあります。それぞれの場合について説明します。

リクエストとは異なるルートアプリケーション情報が出力される場合
リクエストの延長ではないところでデータベースにアクセスした次のような場合,リクエストとは異なるルートアプリケーション情報が出力されます。
  • Message-driven Beanのメッセージ受信側でデータベースにアクセスした場合
    ただし,Cosminexus RMの場合,メッセージ送信元のルートアプリケーション情報と関連づけることもできます。詳細については,マニュアル「Cosminexus Reliable Messaging」を参照してください。
  • Timer Serviceのコールバックメソッド内でデータベースにアクセスした場合

ルートアプリケーション情報が出力されない場合
次の場合,ルートアプリケーション情報は出力されません。
  • コネクション取得前にデータベースにアクセスした場合
  • コネクションプールのウォーミングアップのコネクションを取得した場合
  • リソースの接続テストをした場合

(2) 出力個所

HiRDBのデータベース監査証跡表の次の列に情報が出力されます。

出力する列名称
PRODUCT_INFO_1

列の型
VARCHAR(255)

出力される情報
ルートアプリケーション情報