Cosminexus 機能解説

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19.3.2 メソッドタイムアウトとは

メソッドタイムアウトとは,一定時間内に終了しなかったメソッド処理を,タイムアウトとしてユーザに通知する機能です。

<この項の構成>
(1) タイムアウトの判定とタイムアウト後の動作
(2) メソッドタイムアウト機能の対象となる処理
(3) タイムアウト検知間隔とメソッドタイムアウト時間

(1) タイムアウトの判定とタイムアウト後の動作

タイムアウトは,監視基盤で監視されるメソッドの呼び出しが,次の式を満たす場合に発生します。

タイムアウト判定時点の時刻−メソッド開始時刻 > タイムアウトの時間

また,タイムアウト発生後は,次のどちらかの動作(メソッドキャンセルのモード)を選択できます。

どちらの動作を選択した場合も,タイムアウトした呼び出しが終了したときに,KDJE52716-Iのメッセージが出力されます。

(2) メソッドタイムアウト機能の対象となる処理

メソッドタイムアウトの対象となる処理に,タイムアウトを設定します。設定する個所は次のとおりです。

なお,メソッドタイムアウトの適用対象として,次の処理は含まれません。

また,J2EEアプリケーションのデータ構造によっては,メソッドタイムアウトができない場合があります。詳細については,「19.3.5 J2EEアプリケーション実行時間の監視機能の実装」を参照してください。

(3) タイムアウト検知間隔とメソッドタイムアウト時間

メソッドタイムアウト機能を使用する場合,次の設定が必要です。

J2EEアプリケーションの実行時間監視の設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。