この節では，システムの保守を支援する機能について説明します。

Cosminexusシステムで障害が発生した場合，発生したトラブルの種別に応じて資料を収集する必要があります。Cosminexusでは，システムの保守に利用できる資料として，ログを出力する機能を提供しています。収集する資料の種類と資料の詳細については，マニュアル「Cosminexus　システム運用ガイド」を参照してください。

Cosminexusで提供しているシステムの保守を支援する機能の概要を次の表に示します。なお，システムの保守を支援する機能は，J2EEアプリケーションの実行環境，およびバッチアプリケーションの実行環境で使用できます。

表18-1　システムの保守を支援する機能の一覧

機能	概要	参照個所
トラブルシューティングの資料の取得	トラブル発生時に，トラブルシューティングの資料を取得します。snapshotログを収集できます。	18.2
アプリケーションのユーザログ出力	J2EEアプリケーション，バッチアプリケーション，およびEJBクライアントアプリケーションが出力するユーザログを，システムが出力するログと同じ形式で出力して，扱うことができます。	18.3
コンソールログの出力	運用管理エージェントが起動したプロセスの標準出力や標準エラー出力などを，コンソール出力情報として取得できます。	18.4