Cosminexus 機能解説

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18.4 コンソールログの出力

この節では,コンソールログの出力機能について説明します。

Management Serverを利用して運用する場合,運用管理エージェントが起動したプロセスの標準出力や標準エラー出力などを,コンソール出力情報として取得できます。コンソール出力情報の取得を次の図に示します。

図18-7 コンソール出力情報の取得

[図データ]

運用管理エージェントが各プロセスから取得したコンソール出力情報は,ログファイル(コンソールログ)に出力されます。

また,Server Plug-inを使用している場合,コンソール出力情報は,Management Serverを経由してEclipseのコンソールにも表示されます。コンソール出力情報は,イベントとしてManagement Serverに通知されます。イベントはイベントキューに滞留され,順次イベントキューからイベントが取り出されてManagement Serverに通知されます。Management Serverが起動していないなどの理由でイベントを通知できない場合には,通知できるまでイベントが再送されます。イベントキュー内に滞留しているイベントがキューのサイズを超えた場合には,古いイベントから破棄されます。

<この節の構成>
(1) コンソールログの出力対象となる操作
(2) コンソールログの出力対象となるプロセス

(1) コンソールログの出力対象となる操作

次の方法で論理サーバ,J2EEアプリケーション,リソースを操作する場合には,運用管理エージェントがプロセスを起動および停止するため,コンソールログを取得できます。

(2) コンソールログの出力対象となるプロセス

コンソールログの出力対象となるのは,次のプロセスです。

ただし,Windowsの場合には,間接起動のプロセスからはコンソールログを取得できません。間接起動される論理サーバについては,「17.3.2 論理サーバの起動・停止と稼働確認」を参照してください。

注意
運用管理エージェントが起動したプロセスが一度に大量の文字列を出力する場合,運用管理エージェントのガーベージコレクションなどのタイミングによっては,対象となるプロセスが一時停止することがあります。