Cosminexus 機能解説

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14.2.1 バッチアプリケーション実行機能の概要

バッチアプリケーション実行機能とは,バッチアプリケーションを実行するための機能です。バッチアプリケーションは,バッチアプリケーション実行機能で提供されているバッチクラスローダ上で実行されます。また,実行中のバッチアプリケーションが出力した内容は,ログ出力機能に出力されます。

バッチアプリケーション実行機能について次の図に示します。

図14-4 バッチアプリケーション実行機能の概要

[図データ]

また,バッチアプリケーション実行機能は,EJBアクセス機能やリソース接続機能と連携できます。

EJBアクセス機能については「14.3 EJBアクセスで使用できる機能」を,リソース接続機能については「14.5 リソース接続とトランザクション管理が提供する機能」を参照してください。

次に,バッチアプリケーションのライフサイクルとバッチアプリケーションを実行するクラスローダについて説明します。

<この項の構成>
(1) バッチアプリケーションのライフサイクル
(2) バッチアプリケーションを実行するクラスローダ

(1) バッチアプリケーションのライフサイクル

バッチアプリケーションは,cjexecjobコマンドを使用して開始します。次の図を使用して,バッチアプリケーションのライフサイクルについて説明します。

図14-5 バッチアプリケーションのライフサイクル

[図データ]

  1. cjexecjobコマンドを実行すると,バッチアプリケーションはバッチクラスローダによってロードされます。
  2. バッチアプリケーションがバッチサーバ上で実行されます。
  3. バッチアプリケーションの処理が終了します。
    バッチアプリケーションの処理終了後に,バッチアプリケーションをロードしたバッチクラスローダがガーベージコレクションされます。
  4. バッチアプリケーションのクラスがアンロードされます。

(2) バッチアプリケーションを実行するクラスローダ

バッチアプリケーション実行時には,バッチサーバ上でバッチアプリケーション用のクラスローダが生成されます。バッチアプリケーションはクラスローダ上で実行されます。バッチアプリケーション用のクラスローダの構成を次の図に示します。

図14-6 バッチアプリケーションを実行するクラスローダの構成

[図データ]

図のそれぞれのクラスローダについて説明します。

なお,バッチクラスローダ生成時には,バッチクラスローダが生成されたことを示すメッセージが出力されます(メッセージKDJE55013-I)。また,バッチクラスローダがガーベージコレクションされたことを示すメッセージも出力されます(メッセージKDJE55014-I)。