Cosminexus 機能解説

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12.2.2 グローバルセッションID

グローバルセッションIDとは,グローバルセッションを管理するためのIDです。グローバルセッションIDによって,システム内でグローバルセッション情報を一意に識別できます。グローバルセッションIDは,HttpSessionオブジェクトが作成されるごとに,HTTPセッションIDに関連づけて発行されます。J2EEサーバに障害が発生し,セッション情報が引き継がれるときにも,グローバルセッションIDが変わることはありません。

グローバルセッションIDは,グローバルセッションIDの発行時刻,およびHTTPセッションIDで構成されています。

グローバルセッションIDの形式を次の図に示します。

図12-5 グローバルセッションIDの形式

[図データ]

グローバルセッションIDの発行時刻は,GMT(グリニッジ標準時)の1970年1月1日0時からの通算ミリ秒数(8バイトのデータを16進数で表現したもの)です。J2EEサーバで障害が発生したときに,障害発生前と障害発生後に作成されたグローバルセッションIDを必ず一意にするために付加されています。

HTTPセッションIDは,J2EEサーバ内で一意な文字列と,サーバIDで構成されています。サーバIDとは,セッションIDへのサーバID付加機能で設定されるIDです。セッションIDへのサーバID付加機能については,「4.4.5 セッションIDおよびCookieへのサーバIDの付加」を参照してください。