Cosminexus 機能解説

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12.1 セッションフェイルオーバ機能とは

セッションフェイルオーバ機能とは,J2EEサーバやWebサーバでの,ソフトウェア障害,ハードウェア障害,およびネットワーク障害の発生時に,J2EEサーバ上のHttpSessionオブジェクトに登録されたオブジェクトを引き継ぐ機能です。

セッションフェイルオーバ機能を使用すると,システム内の特定のJ2EEサーバに障害が発生した場合に,障害発生前のセッション情報を引き継いで,ほかのJ2EEサーバで業務を続行できます。これによって,システムの可用性を高めることができます。

ここでは,セッションフェイルオーバ機能の利点と,前提条件について説明します。

なお,セッションフェイルオーバ機能を使用するための,J2EEサーバ間のセッション情報の引き継ぎの設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。

<この節の構成>
12.1.1 セッションフェイルオーバの利点
12.1.2 前提条件