Cosminexus 機能解説

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9.2.3 リソースアダプタの使用方法

ここでは,リソースアダプタの使用方法について説明します。リソースアダプタを使用してリソースと接続する方法には,次の2種類があります。

ここでは,それぞれの方法について説明します。

<この項の構成>
(1) J2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用する
(2) J2EEアプリケーションに含めて使用する
(3) 使用方法ごとに使用できるリソースアダプタ

(1) J2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用する

J2EEサーバにインポートしたリソースアダプタを,共有スタンドアロンモジュールとしてデプロイします。そのJ2EEサーバ上で動作するすべてのJ2EEアプリケーションで使用できるようになります。J2EEサーバ上に配置されたリソースアダプタをJ2EEリソースアダプタといいます。

(2) J2EEアプリケーションに含めて使用する

リソースアダプタをJ2EEアプリケーションに含めて使用します。同じJ2EEアプリケーションに含まれるEJBやWARから,リソースアダプタを使用できます。リソースアダプタをJ2EEアプリケーションに含めて使用する手順については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のリソースアダプタの設定の流れ(アプリケーションに含めて使用する場合)についての説明を参照してください。

なお,J2EEアプリケーションに含めることができるリソースアダプタには,制限があります。J2EEアプリケーションに含めることができるリソースアダプタについては,「(3) 使用方法ごとに使用できるリソースアダプタ」を参照してください。

(3) 使用方法ごとに使用できるリソースアダプタ

リソースアダプタは,Cosminexusのバージョンに適したリソースアダプタに統一する必要があります。また,Cosminexusでは,Connector 1.0仕様,およびConnector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタをデプロイして使用できます。ただし,J2EEアプリケーションに含めて使用する場合,次のリソースアダプタは使用できません。

Cosminexusが提供するリソースアダプタの使用方法を次の表に示します。

表9-3 Cosminexusが提供するリソースアダプタの使用方法

リソースアダプタ 使用方法
リソースアダプタをJ2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用する リソースアダプタをJ2EEアプリケーションに含めて使用する
DB Connector NoTransactionまたはLocalTransactionに設定
XATransactionに設定
クラスタ構成 ルートリソースアダプタ
メンバリソースアダプタ
uCosminexus TP1 Connector NoTransactionまたはLocalTransactionに設定
XATransactionに設定
TP1/Message Queue - Access
Cosminexus RM Cosminexus RM(データベースなし)
Cosminexus RM(データベースあり)
DB Connector for Cosminexus RM

(凡例) ○:使用できる −:使用できない


使用できないリソースアダプタに対して次の操作をすると,エラーメッセージが出力されて,操作に失敗します。