リデプロイによるJ2EEアプリケーションの入れ替えの注意事項について説明します。
- 入れ替え処理実行時に,J2EEサーバ上に同じ名称のJ2EEアプリケーションがない場合は,エラーになります。入れ替えはできません。
- リデプロイによるJ2EEアプリケーションの入れ替えでは,入れ替え前のJ2EEアプリケーションの実行時情報を,入れ替え後のJ2EEアプリケーション(新しいJ2EEアプリケーション)に引き継ぐため,入れ替え後のJ2EEアプリケーションに実行時情報が含まれていると入れ替えができません。入れ替えをしようとすると,エラー終了します。
- デフォルトの設定の場合,入れ替え後のJ2EEアプリケーションには,入れ替え前のJ2EEアプリケーションのすべての属性が引き継がれます。06-70よりも前のバージョンと同じように,ランタイム属性※だけを引き継ぐ場合は,オプションを指定してcjreplaceappコマンドを実行する必要があります。コマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。
- J2EEアプリケーションについて,入れ替え前と入れ替え後で次に示す内容に差異があると,入れ替え処理でエラー終了します。
- J2EEアプリケーション内のEJB-JARファイルの数,リソースアダプタの数,およびWARの数が異なる。
- J2EEアプリケーション内のEJB-JARファイル名,RARファイル名,およびWARファイル名が,入れ替え前と入れ替え後とで異なる。
- EJB-JARファイル内のホームインタフェース(ローカル/リモート),コンポーネントインタフェース(ローカル/リモート),およびビジネスインタフェース(ローカル/リモート)のメソッド定義が異なる。
- ランタイム属性※だけを引き継ぐ設定をしている場合に,DD(application.xml,ejb-jar.xml,ra.xml,web.xml)の定義が異なる。
- 設定しているアノテーションの値を変更した。
- 開始状態のJ2EEアプリケーションを入れ替えした場合,プールやキャッシュに格納されたJ2EEアプリケーション関連のオブジェクトは破棄されます。
- 注※
- 属性ファイルには,DD(application.xml,ejb-jar.xml,ra.xml,web.xml)の定義と属性ファイル独自の定義が設定できます。属性ファイル独自の定義のことをランタイム属性といいます。
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