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7.2 アーカイブ形式によるJ2EEアプリケーションのデプロイ

この節では,アーカイブ形式によるJ2EEアプリケーションのデプロイについて説明します。

<この節の構成>
(1) アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションとは
(2) J2EEアプリケーションのデプロイ
(3) J2EEアプリケーションのアンデプロイ

(1) アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションとは

J2EEサーバ上で実行できるアプリケーションの形式の一つに,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションがあります。アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションは,EJBやサーブレットなどのアプリケーションの実体をJ2EEサーバの作業ディレクトリに持つアプリケーションです。アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを次の図に示します。

図7-1 アーカイブ形式のJ2EEアプリケーション

[図データ]

アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションでは,アプリケーションの実体はJ2EEサーバ上にあり,J2EEサーバの作業ディレクトリ下にアプリケーションの構成要素を保持します。

通常,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを入れ替える場合には,J2EEサーバ上で動作しているJ2EEアプリケーションの停止,新しいJ2EEアプリケーションのインポート,デプロイなどの作業が発生します。このとき,リデプロイ機能を使用すると,通常のJ2EEアプリケーションの入れ替えに比べて,少ない手順で入れ替えができるようになります。

リデプロイ機能を使用したJ2EEアプリケーションの入れ替えでは,J2EEアプリケーションの属性情報を引き継ぐことができ,J2EEサーバ上で動作しているJ2EEアプリケーションの停止,新しいJ2EEアプリケーションのインポート,デプロイなどの作業が不要になります。リデプロイ機能については,「7.4 J2EEアプリケーションのリデプロイ」を参照してください。リデプロイ機能を使用したJ2EEアプリケーションの入れ替えについては,「19.6.1 J2EEアプリケーション入れ替えの概要」を参照してください。

(2) J2EEアプリケーションのデプロイ

Webアプリケーション,またはEJBアプリケーションをJ2EEサーバで実行するためには,J2EEアプリケーションとしてデプロイする必要があります。J2EEアプリケーションを実行するJ2EEサーバにEARファイルをインポートしてください。

(3) J2EEアプリケーションのアンデプロイ

アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを削除する場合は,J2EEアプリケーションに対してアンデプロイを実行します。アンデプロイの処理完了後に,J2EEサーバからJ2EEアプリケーションが削除されます。