Cosminexus 機能解説

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4.29 簡易Webサーバ機能

WebコンテナをHTTPサーバとして,スタブなどのダウンロードに利用します。この機能は,常に利用するように設定されています。

注意
簡易Webサーバは,本番運用時のWebサーバとしては利用できませんので注意してください。

また,この機能にアクセスできるホストを制限できます。簡易Webサーバへのアクセスを許可されていないホストからのアクセスがあった場合,J2EEサーバはそのアクセスを拒否します。デフォルトでは,ローカルホストからのアクセスだけを許可します。ホストを制限するには,アクセスを許可するホストの,ホスト名,またはIPアドレスを設定します。このとき,ホスト名やIPアドレスの代わりにアスタリスク(*)を指定すると,全ホストからのアクセスを許可する設定になります。

なお,ホスト名またはIPアドレスは,J2EEサーバのプロパティをカスタマイズして設定します。J2EEサーバの動作設定のカスタマイズについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。

注※
J2EEサーバがアクセスを拒否すると,Webブラウザが自動で再接続をリトライすることがあります。再接続のリトライ回数は,Webブラウザによって異なるため,1度のアクセスで,アクセスが拒否されたことを示すメッセージが複数出力されることがあります。

アクセスを許可するホストをホスト名で指定した場合の注意
アクセスを許可するホストをホスト名で指定した場合,J2EEサーバ起動時にホスト名の名前が解決されます。
ホスト名で指定した場合の注意事項を次に示します。
  • hostsファイル,またはDNSなどでホスト名を解決できるようにする必要があります。解決できない場合はデフォルトの設定でサーバが起動されます。
  • ホスト名の解決をJ2EEサーバの起動時にするため,サーバの起動に時間が掛かることがあります。また,起動後に変更されたIPアドレスは反映されないことがあります。