Cosminexus 機能解説

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4.20.1 同時実行スレッド数の制御の概要(URLグループ単位)

Webアプリケーション単位より細かい粒度で同時実行スレッド数制御をしたい場合,URLグループ単位で同時実行スレッド数を制御します。

一つのWebアプリケーション内に処理に時間が掛かる業務ロジック(サーブレットやJavaBeans)がある場合,Webアプリケーション内の同時実行スレッド数のほとんどが使用されてしまい,ほかの業務ロジックの処理が待ち状態になるおそれがあります。このような場合にURLグループ単位の同時実行スレッド数制御を設定することで,Webアプリケーション内の業務ロジックがほかの処理に影響を与えることなく実行できます。

なお,同時実行スレッド数で制御できるURLは,RFC 2616で定義されているリクエストURIを指します。また,URLグループ単位での同時実行スレッド数の制御ができるURLは,リクエストURIのクエリ文字は含みません。例を次に示します。

なお,URLグループ単位の同時実行スレッド数の設定の指針については,マニュアル「Cosminexus システム設計ガイド」のWebアプリケーションの同時実行数の制御を,パラメタの設定方法については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」の同時実行スレッド数の制御の設定を参照してください。