Cosminexus 機能解説

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4.3.10 エラーページのカスタマイズ

クライアントから,存在しないリソースへのアクセスなどがあると,インプロセスHTTPサーバはエラーステータスコードとエラーページを返し,クライアントにはインプロセスHTTPサーバが生成したエラーページが表示されます。インプロセスHTTPサーバでは,このエラーページの代わりに,ユーザが作成したページをクライアントに表示させることができます。これを,エラーページのカスタマイズと呼びます。

インプロセスHTTPサーバによるエラーページのカスタマイズを利用することで,特定のステータスコードに対応するエラーページのカスタマイズや,リクエストURLに対応するエラーページのカスタマイズをWebコンテナ単位にまとめて制御できます。また,次に示すようなWebアプリケーションによるエラーページのカスタマイズが実行できない場合でも,エラーページをカスタマイズできます。

インプロセスHTTPサーバが返すエラーステータスコード,およびエラーページのカスタマイズの設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。

インプロセスHTTPサーバによるエラーページのカスタマイズを実行する場合,javax.servlet.http.HttpServletResponseインタフェースのsendErrorメソッドを使用してレスポンスのステータスコードを設定する必要があります。なお,setStatusメソッドを使用した場合(JSPでsetStatusメソッドを使用した場合など),インプロセスHTTPサーバによるカスタマイズが実行されないことがあります。ただし,sendErrorメソッドを使用しても,Webアプリケーションが次に示すどちらかの条件に該当する場合,インプロセスHTTPサーバによるエラーページのカスタマイズは実行されません。

注※
エラーページの実行が正常終了した場合とは,次の条件を満たす場合のことです。
  • エラーページでcatchされない例外が発生していない。
  • ステータスコードが400〜599以外で終了している。
<この項の構成>
(1) インプロセスHTTPサーバによるエラーページのカスタマイズ
(2) 注意事項

(1) インプロセスHTTPサーバによるエラーページのカスタマイズ

インプロセスHTTPサーバでは,次に示すエラーページのカスタマイズができます。

(2) 注意事項

インプロセスHTTPサーバによるエラーページのカスタマイズに関する注意事項を次に示します。