JP1 Version 8 JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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付録A.2 JP1/NETM/DM Clientのプロセス

JP1/NETM/DM Client使用時に常駐するプロセスについて説明します。

<この項の構成>
(1) 中継システムのプロセス
(2) クライアントのプロセス

(1) 中継システムのプロセス

JP1/NETM/DM Client(中継システム)使用時に常駐するプロセスを,次の表に示します。プロセス名のあとの( )内の数値は,同時に実行できるプロセス数です。

表A-2 JP1/NETM/DM Client(中継システム)のプロセス

プロセス名 機能 対象OS 常駐する条件
schserv(1) スケジュールされたジョブを監視するプロセスです。 製品がサポートしている全OS
srvmain(1) ジョブおよびインベントリ全般を管理するプロセスです。 製品がサポートしている全OS
dmpsite(1) 中継システム機能のプロセスです。 製品がサポートしている全OS
dmpwtcp(1) 起動要求を受信するためのプロセスです。 製品がサポートしている全OS
dmpicron(1) スケジュール用のプロセスです。 製品がサポートしている全OS
dmpserv(1) サービスから自動起動されるメインプロセスです。 製品がサポートしている全OS
dmpsetup(1) GUIインストール用のプロセスです。 製品がサポートしている全OS JP1/NETM/DM Client(中継システム)をインストールしたユーザでログオンしている
dmpusers(1) パッケージセットアップマネージャを一般ユーザ権限で使用するときの機能を拡張するプロセスです。 製品がサポートしている全OS セットアップで「一般ユーザ権限で使用する」を選択している
alertsrv(1) システム監視を自動起動するプロセスです。 製品がサポートしている全OS セットアップで「システムを監視する」を選択している
smcsrv(1) ソフトウェアの稼働状況を監視するプロセスです。 製品がサポートしている全OS 「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブで稼働監視ポリシーが適用されている
smcapp64(1) ソフトウェアの稼働状況を監視するプロセスです。
  • 64ビット版のWindows Server 2008
  • 64ビット版のWindows Vista
  • Windows Server 2003 (x64)
「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブで稼働監視ポリシーが適用されている
smcusapp(1) ソフトウェアの稼働状況を監視するプロセスです。
  • Windows Server 2008
  • Windows Vista
次に示す条件が重なる場合
  • ユーザがログオンしている
  • 「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブで稼働監視ポリシーが適用されている
smcuap64(1) ソフトウェアの稼働状況を監視するプロセスです。
  • 64ビット版のWindows Server 2008
  • 64ビット版のWindows Vista
次に示す条件が重なる場合
  • ユーザがログオンしている
  • 「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブで稼働監視ポリシーが適用されている
  • 稼働監視ポリシーのソフトウェアの操作履歴で「キャプションの変更」,「アクティブウィンドウの変更」,「ファイル操作」のどれかが取得対象となっている
smccsapp(1) Webアクセスログの取得,印刷操作の履歴取得,または印刷を抑止するプロセスです。
  • Webアクセスログの取得
    製品がサポートしている全OS
  • 印刷操作の履歴取得および印刷の抑止
    Windows Server 2008,64ビット版のWindows Server 2008,Windows Vista,64ビット版のWindows Vista,Windows Server 2003,Windows XP,Windows 2000,Windows NT 4.0
Webアクセスログの取得,印刷操作の履歴取得,または印刷を抑止する設定の稼働監視ポリシーが稼働している

(凡例)−:必ず常駐する


(2) クライアントのプロセス

JP1/NETM/DM Client(クライアント)使用時に常駐するプロセスを,次の表に示します。プロセス名のあとの( )内の数値は,同時に実行できるプロセス数です。

表A-3 JP1/NETM/DM Client(クライアント)のプロセス

プロセス名 機能 対象OS 常駐する条件
dmpwtcp(1) 起動要求を受信するためのプロセスです。 製品がサポートしている全OS セットアップで「クライアントを常駐する」を選択している
dmpicron(1) スケジュール用のプロセスです。 製品がサポートしている全OS セットアップで「クライアントを常駐する」を選択している
dmpserv(1) サービスから自動起動されるメインプロセスです。
  • Windows Server 2008
  • Windows Vista
  • Windows Server 2003
  • Windows XP
  • Windows 2000
  • Windows NT 4.0
セットアップで「クライアントを常駐する」を選択している
dmpstrup(1) 自動起動されるメインプロセスです。
  • Windows Me
  • Windows 98
セットアップで「クライアントを常駐する」を選択している
dmpsetup(1) GUIインストール用のプロセスです。
  • Windows Server 2003
  • Windows XP
  • Windows 2000
  • Windows NT 4.0
次に示す条件の組み合わせのどちらかについて,全条件を満たした場合
条件の組み合わせ1
  • セットアップで「クライアントを常駐する」を選択している
  • セットアップで「一般ユーザ権限で使用する」を選択していない
  • JP1/NETM/DM Clientをインストールしたユーザでログオンしている
条件の組み合わせ2
  • セットアップで「クライアントを常駐する」を選択している
  • セットアップで「一般ユーザ権限で使用する」を選択している
  • Administrator権限を持つユーザでログオンしている
dmpusers(1) パッケージセットアップマネージャまたは[ジョブ実行]アイコンを使用するときに,一般ユーザ権限で使用できる機能を拡張するプロセスです。
  • Windows Server 2008
  • Windows Vista
  • Windows Server 2003
  • Windows XP
  • Windows 2000
  • Windows NT 4.0
次に示す条件の組み合わせのどちらかについて,全条件を満たした場合
条件の組み合わせ1
  • セットアップで「クライアントを常駐する」を選択している
  • セットアップで「一般ユーザ権限で使用する」を選択している
条件の組み合わせ2
  • セットアップで「クライアントを常駐する」を選択していない
  • セットアップで「一般ユーザ権限で使用する」を選択している
  • セットアップで「非常駐でジョブ実行またはパッケージセットアップマネージャを使用する」を選択している
alertsrv(1) システム監視を自動起動するプロセスです。
  • Windows Server 2008
  • Windows Vista
  • Windows Server 2003
  • Windows XP
  • Windows 2000
  • Windows NT 4.0
次に示す条件が重なる場合
  • セットアップで「クライアントを常駐する」を選択している
  • セットアップで「システムを監視する」を選択している
artsrv9x(1) システム監視を自動起動するプロセスです。
  • Windows Me
  • Windows 98
次に示す条件が重なる場合
  • セットアップで「クライアントを常駐する」を選択している
  • セットアップで「システムを監視する」を選択している
smcsrv(1) ソフトウェアの稼働状況を監視するプロセスです。 製品がサポートしている全OS 「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブで稼働監視ポリシーが適用されている
smcapp64(1) ソフトウェアの稼働状況を監視するプロセスです。
  • 64ビット版のWindows Server 2008
  • 64ビット版のWindows Vista
  • Windows Server 2003 (x64)
「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブで稼働監視ポリシーが適用されている
smcusapp(1) ソフトウェアの稼働状況を監視するプロセスです。
  • Windows Server 2008
  • Windows Vista
次に示す条件が重なる場合
  • ユーザがログオンしている
  • 「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブで稼働監視ポリシーが適用されている
smcuap64(1) ソフトウェアの稼働状況を監視するプロセスです。
  • 64ビット版のWindows Server 2008
  • 64ビット版のWindows Vista
次に示す条件が重なる場合
  • ユーザがログオンしている
  • 「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブで稼働監視ポリシーが適用されている
  • 稼働監視ポリシーのソフトウェアの操作履歴で「キャプションの変更」,「アクティブウィンドウの変更」,「ファイル操作」のどれかが取得対象となっている
smccsapp(1) Webアクセスログの取得,印刷操作の履歴取得,または印刷を抑止するプロセスです。
  • Webアクセスログの取得
    製品がサポートしている全OS
  • 印刷操作の履歴取得および印刷の抑止
    Windows Server 2008,64ビット版のWindows Server 2008,Windows Vista,64ビット版のWindows Vista,Windows Server 2003,Windows XP,Windows 2000,Windows NT 4.0
Webアクセスログの取得,印刷操作の履歴取得,または印刷を抑止する設定の稼働監視ポリシーが稼働している