JP1 Version 8 JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
「メッセージの通知」ジョブを実行することで,ジョブのあて先のクライアントにメッセージを通知できます。メッセージの内容は任意に指定できます。セキュリティ対策が不十分な特定のクライアントに警告メッセージを通知する場合や,システムのメンテナンス情報をクライアントに一括して通知する場合に便利です。
クライアントへのメッセージ通知の概念を次の図に示します。
図2-36 クライアントへのメッセージ通知の概念
クライアントにメッセージを通知する方法については,マニュアル「運用ガイド1」の「7.5 クライアントへメッセージを通知する」を参照してください。
また,クライアントへメッセージを通知するために,JP1/NETM/DMのシステム構成要素に必要なプログラムについて説明します。
クライアントへテキスト形式のメッセージを通知するために必要なプログラムを次の表に示します。
表2-20 クライアントへテキスト形式のメッセージを通知するために必要なプログラム
システム構成要素 | 必要なプログラム |
---|---|
ジョブを実行するマネージャ | Windows版のJP1/NETM/DM Manager 07-50以降(リレーショナルデータベース版) |
ジョブを中継するシステム | JP1/NETM/DM Manager 07-50以降,JP1/NETM/DM SubManager 07-50以降,またはJP1/NETM/DM Client(中継システム) 08-00以降 |
メッセージの通知先のクライアント | Windows版のJP1/NETM/DM SubManager 07-50以降またはWindows版のJP1/NETM/DM Client 07-50以降 |
クライアントへHTML形式のメッセージを通知するために必要なプログラムを次の表に示します。
表2-21 クライアントへHTML形式のメッセージを通知するために必要なプログラム
システム構成要素 | 必要なプログラム |
---|---|
ジョブを実行するマネージャ | Windows版のJP1/NETM/DM Manager 08-10以降 |
ジョブを中継するシステム | Windows版のJP1/NETM/DM Manager 07-50以降, Windows版のJP1/NETM/DM Client(中継システム) 08-00以降,Windows版のJP1/NETM/DM SubManager 07-50以降,またはUNIX版のJP1/NETM/DM SubManager 07-50以降 |
メッセージの通知先のクライアント | Windows版のJP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ) 08-10以降,またはWindows版のJP1/NETM/DM Client 08-10以降 |
なお,バージョンが08-02以前のクライアントへHTML形式のメッセージを通知した場合は,HTMLのタグがテキスト形式の文字列で表示されます。そのため,HTML形式のメッセージは通知できません。
また,JP1/NETM/Client Security Controlを導入したセキュリティ管理システムでは,JP1/NETM/DMの「メッセージの通知」ジョブを利用して,JP1/NETM/Client Security Controlをインストールした管理サーバからクライアントへメッセージを通知できます。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.
(C) 1998-2004 Trend Micro Incorporated. All rights reserved.