JP1 Version 8 JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
配布管理システム主導のリモートインストールは,クライアントにとって便利である一方,場合によっては,クライアントで必要としていないソフトウェアが勝手にインストールされたり,クライアントの都合の悪い時間帯にインストールが始まったりするおそれもあります。このようなことを防ぐには,「クライアントユーザによるインストール」ジョブを使用します。
配布管理システムが「クライアントユーザによるインストール」ジョブを実行すると,クライアントに対してソフトウェアのインストールの許可だけが与えられます。クライアントは,パッケージセットアップマネージャを使用して,ウィンドウ上でインストールが許可されているソフトウェアを確認し,必要なソフトウェアだけをインストールできます。
この方法は,インストール時に,クライアントユーザがインストーラに手動で答えながらインストールしていきたい場合などにも有効です。
クライアントユーザの都合に合わせたリモートインストールの流れを次の図に示します。
図2-2 クライアントユーザの都合に合わせたリモートインストールの流れ
パッケージセットアップマネージャの操作方法については,マニュアル「運用ガイド1」の「11.4 パッケージセットアップマネージャを操作する」を参照してください。
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