JP1/Performance Management リファレンス
PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホスト間でIPアドレス変換(NAT変換)がされている場合,またはPFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホスト間で複数のIPアドレスが使用されている場合,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleで通信できなくなることがあります。
PFM - ManagerとPFM - Web Consoleで通信するためには,通信で使用するホスト名の設定が必要です。ホスト名の設定方法は,次の条件によって異なります。
- PFM - Managerホストで使用しているIPアドレス※が,PFM - Web Consoleホストからは通信できないIPアドレスである場合
- PFM - Web Consoleホストで使用しているIPアドレス※が,PFM - Managerホストからは通信できないIPアドレスである場合
- 注※
- IPアドレスが複数使用されている場合,ホスト名で最初に解決されるIPアドレスになります。
PFM - ManagerとPFM - Web Consoleの通信で使用するホスト名の設定方法を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) PFM - Managerホストで使用しているIPアドレスが,PFM - Web Consoleホストからは通信できないIPアドレスである場合
- (2) PFM - Web Consoleホストで使用しているIPアドレスが,PFM - Managerホストからは通信できないIPアドレスである場合
(1) PFM - Managerホストで使用しているIPアドレスが,PFM - Web Consoleホストからは通信できないIPアドレスである場合
PFM - Managerホストのjpcvsvr.iniファイルに,次のようにPFM - Managerホスト名を設定したあと,PFM - Managerを再起動してください。
java.rmi.server.hostname=PFM - Managerホスト名
jpcvsvr.iniファイルの保存場所は,OSごとに異なります。保存場所をOSごとに次に示します。
- PFM - ManagerがWindowsの場合
インストール先フォルダ\mgr\viewsvr\jpcvsvr.ini
- PFM - ManagerがUNIXの場合
/opt/jp1pc/mgr/viewsvr/jpcvsvr.ini
PFM - Web Consoleは,設定されたPFM - Managerホスト名を使用してPFM - Managerに接続します。設定されたPFM - Managerホスト名は,PFM - Manager内部の通信にも使用されるため,このホスト名はPFM - Managerホスト上でも有効である必要があります。
(2) PFM - Web Consoleホストで使用しているIPアドレスが,PFM - Managerホストからは通信できないIPアドレスである場合
PFM - Web Consoleホストの初期設定ファイル(config.xml)でPFM - Web Consoleのホスト名を設定したあと,PFM - Web Consoleを起動している場合は再起動してください。項目を次に示します。
表C-7 ホスト名またはIPアドレスの設定項目
内容 設定項目 設定できる値※ デフォルト値 PFM - Web ConsoleがPFM - Managerと接続するときのコールバック先として使用するホスト名またはIPアドレス ownHost
- ホスト名の場合
- ・ 数字0-9
- ・ .(ピリオド)
- ・ -(ハイフン)
- ・ 英字A-Z,a-z
- 長さは1〜255バイト以内で,先頭文字は英数字だけ指定できます。
- IPアドレスの場合
- ・ 0.0.0.0〜255.255.255.255
PFM - Web ConsoleホストのIPアドレス
- 注※
- 不正な値を指定または指定を省略すると,デフォルトが設定されます。
初期設定ファイル(config.xml)の設定を有効にするには,PFM - Web Consoleの再起動が必要です。また,指定された以外の個所を変更すると,PFM - Web Consoleが正常に動作しない場合がありますので,注意してください。
PFM - Managerは,設定されたPFM - Web Consoleホスト名を使用してPFM - Web Consoleと接続します。
設定例を次に示します。
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