JP1/Performance Management リファレンス

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jpcalarm check

形式

jpcalarm check     -f アラーム定義ファイル名
                 [-syntax]

機能

jpcalarm checkコマンドは,作成したアラーム定義ファイルの構文を検証したり,定義内容(指定したレコードやフィールドがサポートされているか)や必要なPFM - Agentのセットアップ状態を検証したりするコマンドです。定義内容やPFM - Agentのセットアップ状態を検証する場合は,Name Serverサービス,Master Managerサービス,およびView Serverサービスを起動させておく必要があります。構文検証だけを行い,定義内容やPFM - Agentのセットアップ状態の検証を行わない場合は,-syntaxオプションを指定してください。-syntaxオプションを指定すると,Name Serverサービス,Master Managerサービス,またはView Serverサービスが停止している状態でも実行できます。

アラーム定義ファイルの構文や定義内容に誤りがある場合,ファイル内の行番号と誤りの内容を示すエラーメッセージが出力されます。誤りが複数ある場合は,すべての誤りに対してエラーメッセージが出力されます。

コマンドを実行できるホスト

PFM - Manager

実行権限

Windowsの場合
Administrators権限を持つユーザー

UNIXの場合
rootユーザー権限を持つユーザー

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
インストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合
/opt/jp1pc/tools/

引数

- f アラーム定義ファイル名

検証するアラーム定義ファイルのファイル名を指定します。ファイル名は,相対パスでも絶対パスでも指定できます。

全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。

 % - ( ) _ . @ [ ]

ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(半角引用符)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。

-syntax

アラーム定義ファイルの構文が正しいかどうかだけを検証することを指定します。

注意事項

戻り値

0 正常終了した。
1 引数の指定に誤りがある。
2 コマンドの実行権限がない。
3 -syntaxオプションを指定しない場合,Name Serverサービス,Master Managerサービス,View Serverサービスのうち,一つ以上のサービスが起動していない。
4 同一マシン上で起動停止コマンドまたはほかのセットアップコマンドが実行されている。
6 アラーム定義ファイルの内容に誤りがある。
11 ユーザーによって処理が中止された。
100 Performance Managementの環境が不正である。
200 メモリーが不足している。
211 アラーム定義ファイルにアクセスできない。
222 通信処理でエラーが発生した。
223 通信処理でタイムアウトが発生した。
255 予期しないエラーが発生した。

使用例1

/tmpディレクトリに格納されているアラーム定義ファイルalarmtest1.cfgの,構文および定義内容の妥当性を検証する場合のコマンド実行例を次に示します。

 
jpcalarm check -f /tmp/alarmtest1.cfg

使用例2

/tmpディレクトリに格納されているアラーム定義ファイルalarmtest2.cfgの,構文だけを検証する場合のコマンド実行例を次に示します。

 
jpcalarm check -f /tmp/alarmtest2.cfg -syntax

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