JP1/Performance Management リファレンス

[目次][索引][前へ][次へ]


jpcalarm copy

形式

jpcalarm copy     -key サービスキー
                  -table コピー元のアラームテーブル名
                [-alarm コピー元のアラーム名]
                  -name コピー先のアラームテーブル名または
                        コピー先のアラーム名

機能

jpcalarm copyコマンドは,アラームテーブルまたはアラームをコピーするコマンドです。

-tableオプションと-alarmオプションの指定の組み合わせと,コピーされるアラームテーブルまたはアラームの関係を,次の表に示します。

表2-9 オプション指定の組み合わせとコピーされるアラームテーブルまたはアラームの関係

オプションの指定 コピーされる情報
-table -alarm
× -tableオプションで指定したアラームテーブルごとにコピーされる。そのアラームテーブルに複数アラームがあれば,それらのアラームも含めてコピーされる。
-tableオプションで指定したアラームテーブル内で,-alarmオプションで指定したアラームがコピーされる。

(凡例)
○:指定あり
×:指定なし

コマンドを実行できるホスト

PFM - Manager

実行権限

Windowsの場合
Administrators権限を持つユーザー

UNIXの場合
rootユーザー権限を持つユーザー

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
インストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合
/opt/jp1pc/tools/

引数

-key サービスキー

アラームテーブルまたはアラームをコピーしたいPFM - Agentのサービスキーを指定します。ここで指定できるサービスキーは,PFM - Agentのサービスキーだけです。PFM - Agentのサービスキーについては,各PFM - Agentマニュアルの,付録に記載されている識別子一覧を参照してください。

-table コピー元のアラームテーブル名

コピー元のアラームテーブル名を指定します。

1〜64バイトの全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。

 % - ( ) _ . / @ [ ]

ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(半角引用符)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。

ワイルドカード文字は使用できません。

-alarm コピー元のアラーム名

コピー元のアラーム名を指定します。

1〜20バイトの全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。

 % - ( ) _ . / @ [ ]

ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(半角引用符)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。

ワイルドカード文字は使用できません。

また,-tableオプションでソリューションセット(名称が「PFM」で始まるアラームテーブル)を指定した場合,このオプションは指定できません。

-name コピー先のアラームテーブル名またはコピー先のアラーム名

アラームテーブルまたはアラームのコピー先の名称を指定します。

すでに存在するアラームテーブル名またはアラーム名を指定することはできません。

-tableオプションだけを指定した場合は,コピー先のアラームテーブル名を指定します。この場合,1〜64バイトの全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。

 % - ( ) _ . / @ [ ]

ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(半角引用符)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。

名称が「PFM」で始まるアラームテーブル名は指定できません。

ワイルドカード文字は使用できません。

-tableオプションおよび-alarmオプションを指定した場合は,コピー先のアラーム名称を指定します。この場合,1〜20バイトの全角文字,半角英数字,半角空白文字,または次に示す半角記号を指定できます。

 % - ( ) _ . / @ [ ]

ただし,半角空白文字を含む場合は「"」(半角引用符)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。

ワイルドカード文字は使用できません。

注意事項

戻り値

0 正常終了した。
1 引数の指定に誤りがある。
2 コマンドの実行権限がない。
3 Name Serverサービス,Master Managerサービス,View Serverサービスのうち,一つ以上のサービスが起動していない。
4 同一マシン上で起動停止コマンドまたはほかのセットアップコマンドが実行されている。
5 指定されたPFM - Agentがセットアップされていない。
6 指定されたアラームテーブルまたはアラームがない。
11 ユーザーによって処理が中止された。
100 Performance Managementの環境が不正である。
200 メモリーが不足している。
211 コピー先に指定されたアラームテーブルが編集できない。
222 通信処理でエラーが発生した。
223 通信処理でタイムアウトが発生した。
255 予期しないエラーが発生した。

使用例1

PFM - Agent for Platform(UNIX)のソリューションセットPFM UNIX Solution Alarms 8.00を,alarmtable1というアラームテーブル名でコピーする場合のコマンド実行例を次に示します。

 
jpcalarm copy -key agtu -table "PFM UNIX Solution Alarms 8.00" -name alarmtable1

使用例2

PFM - Agent for Platform(UNIX)のアラームテーブルalarmtable1のアラームalarm1を,alarm2というアラーム名でコピーする場合のコマンド実行例を次に示します。

 
jpcalarm copy -key agtu -table alarmtable1 -alarm alarm1 -name alarm2

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.