JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
ジョブネットやジョブの実行予定・実行状態を[ジョブネットモニタ]ウィンドウのマップ上で(ジョブやジョブネットを定義したときと同じ形式で)確認できます。
[ジョブネットモニタ]ウィンドウを表示するには,[JP1/AJS2 - View]ウィンドウから表示する方法と,コマンドで表示する方法があります。それぞれの手順を次に示します。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウから表示する
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのツリーエリアで,ジョブグループ(実行状態を確認したいジョブネットを管理するジョブグループ)をクリックする。
クリックしたジョブグループが選択状態で表示されます。
ルートジョブネットがリストエリアに表示されます。
- 操作対象のジョブネットのルートジョブネットをクリックし,[表示]−[ジョブネットモニタ]−[状態],または[結果]を選択する。
実行中のジョブネットの状態や,ジョブネットの次回実行予定を確認したい場合は[状態]を,すでに実行が終了しているジョブネットの結果を確認したい場合は[結果]を選択します。
[ジョブネットモニタ]ウィンドウが表示されます。
- マップエリアで,ジョブネットやジョブの実行状態を確認する。
マップエリアのアイコンの色の意味については,「13.8 [ジョブネットモニタ]ウィンドウ」および「13.3.27 [環境設定]ダイアログボックス」を参照してください。なおアイコンの色は,[環境設定]ダイアログボックスで変更できます。
- マップエリアで,先行/後続のジョブやジョブネットの実行状態を確認する。
特定のジョブまたはジョブネットの,先行/後続のジョブやジョブネットの実行状態を確認したい場合は,基準となるジョブまたはジョブネットを選択し,[表示]−[強調表示]−[先行だけ],[後続だけ],または[先行と後続]を選択します。選択すると,基準となるジョブまたはジョブネット,直接の先行/後続のジョブまたはジョブネット,および直接の先行/後続の関連線がそれぞれ設定した表示色で表示されます。また,基準ユニットと先行/後続ユニット以外のジョブまたはジョブネット,および先行/後続以外の関連線の色は淡く表示されます。
なお,それぞれの表示色は,[環境設定]ダイアログボックスで変更できます。
- コマンドで表示する
次のコマンドを実行します。
「ログイン情報ファイル名」には,[ログイン]画面で入力するユーザー名,パスワード,接続ホスト名が指定されたログイン情報ファイル名を指定します。「実行ID」では,[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示する世代の実行IDを指定します。「state | result」では,[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示するジョブネットの状態を指定します。「ジョブネットの完全名,ジョブの完全名」では,[ジョブネットモニタ]ウィンドウで表示するジョブネットやジョブの完全名を指定します。
ajs [-a ログイン情報ファイル名] {-l 実行ID|-m { state| result }} -n ジョブネットの完全名,ジョブの完全名 -v monitor
コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajs」を参照してください。
- 補足事項
- 上記の[JP1/AJS2 - View]ウィンドウから表示する手順およびコマンドで表示する手順では,次の場合に次回実行予定が確認できません。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのリストエリアの[状態]欄で,実行中,監視中または再実行での保留中を表示しているジョブネットがある場合
- 当日分を表示する設定にしている場合※で,当日のジョブネットが実行終了し,次回実行予定が次の日以降に設定されているとき,または,当日に実行予定や実行結果がなく,次回実行予定が次の日以降に設定されているとき
- 注※
- 当日分を表示する設定方法を次に示します。
- Windowsの場合,[マネージャー環境設定]ダイアログボックスの[スケジューラーオプション]タブの,[Viewの状態取得範囲]で設定します。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 4.1.5 スケジューラーオプションを定義する」を参照してください。
- UNIXの場合,スケジューラーサービス環境設定ファイルの環境設定パラメーターVIEWSTATUSRANGEで設定します。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 4.1 スケジューラーサービス環境の設定」を参照してください。
- 次回実行予定を確認するには,[ジョブネットモニタ]ウィンドウを再表示するか,または[モニタ詳細−[ジョブネット]]ダイアログボックス([モニタ詳細−[リモートジョブネット]]ダイアログボックス)を表示する必要があります。
- [ジョブネットモニタ]ウィンドウを再表示する手順を次に示します。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのツリーエリアで,ジョブグループ(次回実行予定を確認したいジョブネットを管理するジョブグループ)をクリックする。
クリックしたジョブグループが選択状態で表示されます。
ルートジョブネットがリストエリアに表示されます。
- 操作対象のジョブネットをクリックし,[表示]−[ジョブネットモニタ]−[次回予定]を選択する。
[ジョブネットモニタ]ウィンドウが表示されます。
- [モニタ詳細−[ジョブネット]]ダイアログボックス([モニタ詳細−[リモートジョブネット]]ダイアログボックス)を表示する手順を次に示します。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのツリーエリアで,ジョブグループ(次回実行予定を確認したいジョブネットを管理するジョブグループ)をクリックする。
クリックしたジョブグループが選択状態で表示されます。
ルートジョブネットがリストエリアに表示されます。
- 操作対象のジョブネットをクリックし,[表示]−[詳細情報]−[次回予定]を選択する。
[モニタ詳細−[ジョブネット]]ダイアログボックス([モニタ詳細−[リモートジョブネット]]ダイアログボックス)が表示されます。[開始予定日時]で次回実行予定を確認できます。
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