JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
psコマンドを使用したときに表示されるプロセス名を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) JP1/IM - Manager
(1) JP1/IM - Manager
JP1/IM - Managerのプロセスを次に示します。なお,表内の括弧( )内の数値は同時に実行するプロセス数です。
表B-3 JP1/IM - Managerのプロセス(UNIX)
親プロセス名 機能 子プロセス名 機能 jco_spmd
(1)※1プロセス管理 jcamain
(1)自動アクションサービス
(プロセス管理表示名:jcamain)java※1
(1)イベントコンソールサービス
(プロセス管理表示名:evtcon)evflow
(1)イベントフロー制御サービス
(プロセス管理表示名:evflow)jcsmain
(1)セントラルスコープサービス
(プロセス管理表示名:jcsmain)java
(2)※2インシデント登録サービス※3
(プロセス管理表示名:jcdmain)java
(2)※4相関イベント発行サービス※5
(プロセス管理表示名:evgen)注※1 これらのプロセスは,一時的にプロセス数が増加することがあります。
注※2 最大で2,通常は1です。内訳は次のとおりです。
- インシデント登録サービスのプロセス本体
- イベントサービスと接続する際に一時的に生成されるプロセス(インシデント登録サービス起動時やイベント取得フィルター更新時)
注※3 JP1/IM - Incident Master連携用の機能です。デフォルトでは動作しません。
注※4 最大で2,通常は1です。内訳は次のとおりです。
- 相関イベント発行サービスのプロセス本体
- イベントサービスと接続する際に一時的に生成されるプロセス(相関イベント発行サービス起動時やイベント取得フィルター更新時)
注※5 相関イベントを発行する機能です。デフォルトでは動作しません。
クラスタシステムで運用する場合,物理ホストおよび論理ホストごとに,上記のプロセスを実行します。同時に実行するプロセス数は,実行している物理ホストおよび論理ホストの数に,上記のプロセス数を掛けた数になります。なお,クラスタシステムで動作しているプロセスは,psコマンド実行時には次のように表示されます(javaだけは後ろに論理ホスト名がつきません)。
jco_spmd 論理ホスト名 evflow 論理ホスト名 jcamain 論理ホスト名 java jcsmain 論理ホスト名表中で,親プロセスがjco_spmdであるプロセスはプロセス管理が制御しており,jco_spmd_statusコマンドでプロセスの状態を確認できます。
正常に動作している場合の表示例を次に示します。
# jco_spmd_status KAVB3690-I JP1_CONS の状態通知処理を開始します 稼働中のプロセスを表示します プロセス名称 プロセスID evflow 3672 jcamain 4088 evtcon 4236 jcsmain 4846 jcdmain 5423 evgen 5624 KAVB3691-I プロセスは全て起動していますjcsmainは,統合スコープ機能をオンにした場合にだけ表示されます。jcdmainは,JP1/IM - Incident Master連携用のインシデント登録サービスの起動をオンにした場合にだけ表示されます。また,evgenは,相関イベント発行機能をオンにした場合にだけ表示されます。
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