JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
相関イベントを発行するために必要な設定項目を次に示します。
- 相関イベント発行サービスの起動設定
- 相関イベント発行履歴ファイルのサイズおよび面数の設定
- 起動オプションの設定
- 相関イベント発行定義の作成および反映
- <この節の構成>
- (1) 相関イベント発行サービスの起動設定
- (2) 相関イベント発行履歴ファイルのサイズおよび面数の設定
- (3) 起動オプションの設定
- (4) 相関イベント発行定義の作成および反映
(1) 相関イベント発行サービスの起動設定
相関イベント発行サービスを起動するための設定手順を次に示します。
- 相関イベント発行サービスの起動コマンドを実行する。
jcoimdef -egs ONJP1/IM - Managerの起動時に,相関イベント発行サービスが自動で起動するようになります。
jcoimdefコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス jcoimdef」(2. コマンド)を参照してください。
(2) 相関イベント発行履歴ファイルのサイズおよび面数の設定
相関イベント発行履歴ファイルのサイズ,および面数を設定するための手順を次に示します。なお,デフォルトの設定で問題ない場合,ここで説明する手順を実施する必要はありません。
相関イベント発行履歴ファイルのサイズ,および面数のデフォルト値を次に示します。
表11-2 相関イベント発行履歴ファイルのデフォルト値
項目 デフォルト値 サイズ 10メガバイト 面数 3面 手順を次に示します。
- 相関イベント発行環境定義ファイルを作成する。
相関イベント発行環境定義ファイルは,任意のファイルで作成します。
相関イベント発行環境定義ファイルに記述するパラメーターや,設定できる値の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス 相関イベント発行環境定義ファイル」(3. 定義ファイル)を参照してください。
なお,作成した相関イベント発行環境定義ファイルは,次に示すディレクトリに格納しておくことをお勧めします。
表11-3 相関イベント発行環境定義ファイルを格納するディレクトリ
OS 格納先※ Windows Consoleパス\default\ 共有フォルダ\jp1cons\default\(クラスタ運用時) UNIX /etc/opt/jp1cons/default/ 共有ディレクトリ/jp1cons/default/(クラスタ運用時)
- 注※
- 相関イベント発行環境定義ファイルを上記のディレクトリに格納しておくことで,ほかの定義ファイルと同様に資料採取ツールで自動採取できます。
- jbssetcnfコマンドを実行する。
作成した相関イベント発行環境定義ファイルを引数にして,jbssetcnfコマンドを実行します。
jbssetcnfコマンドを実行すると,JP1共通定義情報へ相関イベント発行環境定義ファイルの設定が反映されます。jbssetcnfコマンドについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- jco_spmd_reloadコマンドを実行するか,JP1/IM - Managerを再起動する。
定義した内容が有効になります。jco_spmd_reloadコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス jco_spmd_reload」(2. コマンド)を参照してください。
(3) 起動オプションの設定
相関イベント発行サービスの起動オプションを設定するための手順を次に示します。
- 相関イベント発行システムプロファイル(egs_system.conf)を編集する。
相関イベント発行システムプロファイル(egs_system.conf)については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス 相関イベント発行システムプロファイル(egs_system.conf)」(3. 定義ファイル)を参照してください。
- jco_spmd_reloadコマンドを実行するか,JP1/IM - Managerを再起動する。
定義した内容が有効になります。
jco_spmd_reloadコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス jco_spmd_reload」(2. コマンド)を参照してください。
(4) 相関イベント発行定義の作成および反映
相関イベント発行定義の作成および反映するための設定手順を次に示します。
- 相関イベント発行定義ファイルを作成する。
相関イベント発行定義ファイルは,任意のファイルで作成します。ただし,ファイル名,拡張子は次に従ってください。
表11-4 相関イベント発行定義ファイルの命名規則
項目 規則 ファイル名 ファイル名に使用できる文字は,半角英数字とアンダーバー「_」だけです。 拡張子 拡張子は.confとしてください。 相関イベント発行定義ファイルに記述する定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス 相関イベント発行定義ファイル」(3. 定義ファイル)を参照してください。
なお,作成した相関イベント発行定義ファイルは,次に示すディレクトリに格納しておくことをお勧めします。
表11-5 相関イベント発行定義ファイルを格納するディレクトリ
OS 格納先※ Windows Consoleパス\conf\evgen\define\ 共有フォルダ\jp1cons\conf\evgen\define\(クラスタ運用時) UNIX /etc/opt/jp1cons/conf/evgen/define/ 共有ディレクトリ/jp1cons/conf/evgen/define/(クラスタ運用時)
- 注※
- 相関イベント発行定義ファイルを上記のディレクトリに格納しておくことで,ほかの定義ファイルと同様に資料採取ツールで自動採取できます。また,クラスタ運用時は実行系,待機系の動作を同じにするため,相関イベント発行定義ファイルを共有ディスク上に格納してください。
- jcoegscheckコマンドを実行して,相関イベント発行定義に定義不正がないかどうか確認する。
jcoegscheckコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス jcoegscheck」(2. コマンド)を参照してください。
- jcoegschangeコマンドを実行する。
定義した内容が有効になります。
なお,JP1/IM - Managerが停止中の場合,次回の起動時にjcoegschangeコマンドで反映した定義内容が有効になります。
jcoegschangeコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス jcoegschange」(2. コマンド)を参照してください。
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