JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


7.3.1 基本構成

JP1/IMの基本的な構成の例を次に示します。

図7-2 基本構成例

[図データ]

この例は,業務の実行状況を2階層で管理するシステムの構成例です。

各ホストで必要な製品を次に示します。

統合マネージャー(最上位のマネージャー)ホスト
  • JP1/IM - Manager
    統合コンソールと統合スコープを稼働させています。統合スコープは,業務とJP1イベントを関連づけて監視する場合に必要です。業務の実行状況などをJP1イベントとして監視するだけであれば,必要ありません。
  • JP1/Base

拠点マネージャーホスト
  • JP1/IM - Manager
  • JP1/Base

エージェントホスト(業務実行ホスト)
  • JP1/Base
    各エージェントにJP1/Baseが必要です。JP1/Baseは,JP1イベントの送受信やコマンドの実行などの処理をします。
  • 業務実行プログラム(ユーザーアプリケーションプログラム,JP1シリーズのプログラムなど)

ビューアーホスト(システムの監視用ホスト)
  • JP1/IM - View

この例に示したシステムでは,エージェントホストでの業務の実行状況などのJP1イベントは,JP1/Baseによって,いったん拠点マネージャーに転送されます。必要に応じて,拠点マネージャーから統合マネージャーへJP1イベントが転送されます。

管理者は,ビューアーホストのJP1/IM - Viewを通して,統合マネージャーにログインし,システム全体を管理します。

JP1/IMは,多階層の構造を持ったシステムを構成できます。その際には,最上位のマネージャー,中間層のマネージャー,それぞれにJP1/IM - Managerが必要となります。なお,統合スコープは,中間層のマネージャーホストでも稼働させることができます。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.